戦場の跡。連想。
30代からの持病。色々なことを教えてくれるのだが。
けさも、七時過ぎに遊びに来た。
ふと。1時間ちょいと、苦しい遊びだけど、深呼吸遊び。
彼が帰ったあと。
るるる、という例の心臓が元に戻り、世界が日常に戻った時。
ぼんやりとそれから床に入り。
夢見がちにあれこれ考えていた。
レム睡眠というのか。夢なような現実なような時間が2時間くらい。
妻が、出てきて。「大丈夫、仕事から戻ってきた」と すごく心配してくれて、つぶやいたことを思い出す。
それから。なんか、亡き父が、またまた針子のように時間軸が触れて、死に近づいた俺を守ってくれたような気もするし。
梅子が、机の上で伏せているはあはあの俺を、心配そうに見てくれてもいた。
ふと。考えた。奇妙にも。
ここ最近見た映画、小説。
どこか、犬神家の人々や、がんにばるの村人たち。オッペンハイマー。シンゴジラ。ゲゲゲの鬼太郎7巻。
三島由紀夫の金閣寺。仮面の告白。小林秀雄の人形の中の戦時中のシーン。痴呆の子供のような人形を抱いて旅する夫婦と空気を読む少女。
50代で白血病の医師。自殺した藤圭子。あと、若くして亡くなった歌手の人たち。リリーズ他。ここ北海道の歌手たち。
人生の中の出来事は、皆、必然。
そんな有名な言葉を持ち出すこともなく、私の人生はそれ。
私は小さな頃は、極端な怖がり。亡き母から、「お前は命根性の汚いやつ」と笑われたくらいに、死を恐れた。
恐れたからこそ、それはついてくる。それはひょっこり顔をだす。
特に、今朝の不整脈君と遊んだ時のような時には。
最近。その反動なのか。幽霊や、推理小説の中の事件そのものにも、興味が出てきた。
以前は、さほど、興味がないというか、少し死体や墓や棺桶などなど、現実的なものについては、敬遠していた自分がいる。書いたように、小さな子供の気質をまだまだ持っていたんだろうとも思うけど。
不整脈君があれこれ、教えてくれる。いずれは、これで死ぬんだろうなあ、とも思うし。
あと数年もすれば、いずれは、不整脈君が俺をこの世界にとどまることを許してはくれない季節にも
なるだろうし。
そこで。シンゴジラ。
高橋洋一が、3回見たという。駆逐艦の選び方が良いという。なるほど。
養老さんが、監督との対談でいう。なぜこの映画が世界で評価されるか。
特攻隊について、あれこれ時間が経って、いいところに落ち着いてきたんだろうなと思う、と語り。
能の 幽霊の祟り、に似ているという。←非常に納得。腑に落ちる。
これで三島由紀夫と、仏教。それから、能、歌舞伎、との関連作品にもさらに読み込みたいという意欲が出てきた。
たまたまとはいえ。
二人をここまで言わせる、山﨑隆監督。
素晴らしい。