幸福な朝  光  進化する世界 「ものづくり」の天才 日本人  |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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岩見沢市ハレ。嬉しい。窓からの光が背中にあたって、ストーブなどいらない暑さだ。
いつものように、朝の音楽を探す。もうこの習慣は七年間も続いている。
何曲か聞いてから、雑務にうつる。そして、掃除、猫の餌。そして、散歩。・・・介護父の食事。父部屋の掃除。仏花のチェック。夕飯の準備。・・・・その他。その日によってやることはかぎりなくあり、きりがないので、たいてい、途中でやめて、絵とマンガを描く。
今朝は、ぼんやり、眠たい目をこすりながら、このクリップを聞いていた。
そして、いろいろなことを、連想した。
ぼけ始めた私の記憶にまちがいがなければ、クリス・ハートの祖母は
日本人ではなかったろうか?
とにかく、日本人以上に、日本語が正確で、歌が日本人のように歌い上げる。
耳で聞くだけだったらだれしもが、外国人が歌っているなんて誰もおもわないだろう。
外国人コンプレックスがまだあった、1970年を生きた私の時代。
日本人は、短足で、胴長で、・・なんで外国人はみんな美しいのだろうか?そんなようにみんな
思っていた時代があった。
時代は、それから、なんと、45年。変われば変わるものだ。日本の若者は美しくなった。世界でもひけをとらないだろう。
誰も外国人コンプレックスなんか持っていないし、英語ぺらぺらの若者もたのもしい。
世界でも、キリスト教を信じる人はどんどん減って来て、フランスではZENがおおはやり、(もちろん日本式なのだろうが・・)、仏教方式で、葬式をする人もいるし、漫画喫茶では、フランス人の子供達が日本のマンガに夢中になる。
フランスには、BOOKオフもできていて、55歳の時に私は必死に、探したのだが、ついに方角音痴の私は、発見することができなかった。
ノーベル文学賞に春樹の文学が推薦されるなんて当時誰が考えたことか。
フィギアで、羽生の演技を見ていると、あのスリムな身体と、アンドロギュヌスみたいな中性的なファッション、外国人の選手がデブに見えるほどに美しい。
ニューヨークでは東洋人の男子をつれて歩くのが、モデル界の流行になっていると言われたのが、つい数年前。
パリコレでは、顔の頬がはっていることが美しいと思わせた山口 小夜子の貢献もあるだろうが、西洋人だけのファッションが、弱体化している。
 東京のファッションが世界に影響を与えるようになってきている。
 
あまりテレビには縁のない私がたまに、つける特集番組でもあるある、日本人に来たがる外国人。
鎧に夢中の外国人。
忍者の技をならいに、とある人物=忍者の研究者、にわざわざ会いに来て、その精神を学ぶ。
和太鼓に夢中になるあまり、自分で和太鼓やバチをつくっては日本にあこがれる外国人達。
ロシアでは、なぜか三島由紀夫ブームで、いまでも、春樹以上に読まれているという。
新宿や池袋渋谷では、日本酒専門店がどんどん増えて、外国人が占領して、日本酒を楽しむ。
パリが外国人の観光客がたしか、8000万人、イタリアが、6000万人くらいだろうと思うけれど、日本は、今や、2000万人を超えて、4000万をめざしているらしい。
(平和ボケで、人の良い、しかしながら、独特の文化を持つ日本人は世界からこれからますます注目もされるけれども、テロをはじめ、いろいろな悪が、日本を狙って、若い女性の事件をはじめ、゛とんどん増えることも予想されるが・・・・・・・・・)
日本の「ものづくり」の精神は、世界の人々から注目されていると言っても過言ではないだろうと思う。
昨日のテレビでもやっていたが、マドンナの「マティリアルワールド」ではないけれど、物質=モノ中心の西洋文化から、精神=魂の、東洋文化への移行する大きな転換期ターニングポイントなのかもしれない。
それにしても、逆に、日本人が、日本のことを知らないことに愕然とすることがある。
ブラジルに嫁に行った昔の友達が、「ブラジルでは日本人はほんとうに尊敬されている」。働きものだからだという。
アメリカに嫁に行った昔の友達が、「日本食はたくさんの種類があるからああ食べたい」という。
なにやら、外国では、肉と野菜を繰り返しただ、食うのである。(数%の金持ちは例外)
日本の小さなスーパーに行っても、毎日毎日、広告の品物があり、陳列が変更している。
飽き易い国民性なのか、次からつぎへと新種のアイスクリームやキャンディができて、アイスクリームのその種類に外国人がびっくりする。
そして、感動する。
日本ならば、朝は納豆があり、シャケがあり、みそ汁があり、昼は、牛丼だったり、ラーメンだったり、蕎麦だったりもするし、夜は夜で、鍋があり、焼き肉があり、焼き魚があり、寿司があり、漬け物がある。
もちろん、外国のブルーチーズも、ピザもMacも、なんでも世界の食が、外食では楽しめる。ビデオ屋にいけば、世界中のビデオが好きなように見れるのが日本だけれども、外国では、自国のビデオしか置いていないと聞いたことがある。
 一度、正月に、カナダのインディアンアートを勉強している女学生を、家に招待して、我が家族と、みんなで、すき焼きを食べたことがあるけれども、彼女も日本が好きで、春樹を読んでいると言っていた。鍋をみんなで箸でつつくのも、平気だった。
 すき焼きは生まれて初めて食べたという。
 生卵は、食べる習慣はなかったらしい。
 世界がネットを触媒として、急速に小さくなりつつあるのかもしれない。
 
 私はたまたま、キモノ屋に就職できて幸福だった。

 

 

 

 

 

 

 

日本のことを、徹底的に勉強できた。しかも、本だけではなくて、私たちスタッフ以上に、お客様の方が、キモノに詳しかったり、歌舞伎や、能や、浄瑠璃を見ているのだ。
 京都や奈良にしょっちゅう行っては、禅寺や、神社仏閣に詳しい。いろいろ教えてもらった。
 ありがたいことだった。
 そんなことをかんがえながら、このクリスハートの歌をきいていた、光あふるる幸福な朝。
もういくつねるとお正月
お正月には 凧あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやくこいこいお正月
もういくつねるとお正月
お正月には まりついて
おいばねついて 遊びましょう
はやくこいこいお正月