恋愛は人を若くする         2 |   心のサプリ (絵のある生活) 

  心のサプリ (絵のある生活) 

画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
至高体験の刻を大切に
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■昔であれば、働き盛りに働きづめに働き、あとは人生50年と言わないにしても、60歳ぐらいで静かな死が待っていた。あるいは青年期に貯えた知識エネジーが中年に開花してそこに鎮座もできた。昔は人の一生は、ひとつの山を越すことで良かったのである。ところが昨今の事情はそれを許さない。急激な技術革新は、青年をして、先輩の中年の仕事の山を簡単に登らせてしまうのである。中年になっても新しい気持ちで事にあたらないといけない時代ということになるのかもしれない。平均寿命が長くなり、我々は先祖のような、簡単なひとつの山を越せば、精神の安定を持ちながら、死ねるという幸福を失ったのかもしれない。
■タバコと酒をがんがんやっても長生きし、節制しても早死にする人もある。「心の中の無理」はいけない。自然さが大切なのかもしれない。楽しく生きる。好きなことをのびのびやる。
■青春の定義、「思い悩み迷うこと」それが青春。渡辺淳一。思い悩み迷わなくなると、その人の青春は終わりだ。


今日の朝、ふとしたことであまり見ないテレビをふと見ると渡辺淳一さんが田原総一郎と話をしていて、ひきずりこまれました。

 なにやら、今の若者の2005年データーで驚いたのは、確か30歳以上で異性と交際していない男性が47%で、女性が32%<すみません アバです>
 凄い数字ですね。
 これだけテレビで「良い女」「イケメン」の氾濫があれば、もっともっと、恋愛が日本中にウィルスのごとく蔓延していて、日本中が熱々ムードならばいざ知らず、田原さんも心配してましたが、国を支える男がこれでいいのか、みたいなことを言っていましたね。

 そこで、渡辺淳一さんが最近のベストセラーの読者がなんと男性5に対して女性も5という割合なのにも驚かさせますね。
 エロ作家とか悪口叩かれながら、私は好きですね。
 男の匂いがいいですよ。
 叩かれても叩かれても、平然と「女を口説く」ことを照れもしないで、熱弁する。 
 これは、尊敬に値します。
 特に、テレビの女性アナウンサーが最近の日本の女性の傾向をよく出してましたが、そつがないというか、おもしろくないというか、渡辺さんの言葉で言うと、「立派」すぎる女性が今多くなってますからネ。

 「立派」が悪いのではありませんよ。「立派」でありながら、男に喰わしてもらって、それで、あーでもないこーでもないと女性の方が口がたちますからね、男はこれでは、結婚に対して、「怖さ」を持つでしょうね。
 やはり私の持論ですが、女が女として生まれ持った「何か」を大事にして、男子を育てるんだというぐらいの気概を持つ。
 男は、男が男として生まれ持った「何か」を大事にして、女を姫として守るんだというぐらいの気概を持つ。
 そう思うのですね。

 渡辺さんの提言は面白かったですね。

 意外に皆無知だなあ、と思うのは、「男の心理学」ですね。
 渡辺さんがうまくまとめてくれたので、書きますが、「こころを込めないでほめよ」という提言。
 これは誤解されやすいので、私が、応援して書きますが、男子は男っぽい男ほど、まず「女性が好きになるとまず話もできなくなるほど緊張」します。
 こういう男が良い筈なのに、最近の女性は、「口べたは嫌い」とか「一日に一度は褒めてもらいたい」とか平気でいいますからね。
 だから渡辺さんはこの言葉を「男子」に対してアドバイスしてくれております。
 「こころをこめないで」というのは、「気楽に」とか「まずは友達から」とかそういうニュアンスでしょうね。
 別に男が遊び人たれと、ハッパを飛ばしている訳ではないですね。

 「草食系」そう表現しておりましたネ。

 良い言葉ではありませんか。
 肉食系よりはずっと品があり、人としての奥深さを感じますよ。
 あとは、渡辺さんが言うように、「アプローチ」を積極的にやれ、ということでいいのではないですかね。
 まあ、このテレビは田原さんが出て来て、日本男児をどうするんだ、みたいな感じでやっておりましたが、個人的にはそんなに心配しておりません。
 日本男児は優秀な人が多いので、心配してはおりません。なんとかやっていくはずです。

 
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