フリアのうた -8ページ目

フリアのうた

忘れ物を探す旅の途中のアウトプット

大きな水たまりが出現した道は
昨日よりもずっと深い
あやまって落ちてしまわないように
気を付けなければならない
泥色の水面に
どこからやって来たのか分からない
アメンボが瞬間移動している
あやまって落ちてしまったら
どこかへ行ってしまう
あの頃と何らかわりなく
西日が部屋の空気を焼く
白い光をオレンジと感じ
焼かれた部屋は香ばしい
香ばしいと懐かしいは
ダイヤモンドと鉛筆の芯ほど似ている
あの頃と何らかわりなく
香ばしい
私の部屋
ただいま
動く大陸
回る地球
広がる宇宙
止まらない時間
老いる私
繰り返し読まれる本の
くたびれて朽ちて大陸になりたい