口を吐いてしまった

覚えてもいない者達

再会の挨拶にも

初対面のような

ときめきと不安感

理不尽と訴えたくなる

予測だに出来ない事例に

悉く否定的見解を述べる


我が身に覚えなど

唯の微塵もなければ

当然の如く記憶も然り

正しくも完璧と言える

アリバイを証明してみせる

潔白であるべきの

ワタクシへの過信と

他者に対する疑念


文句ばかりを産む

文明社会の利便性

魂など霞と消えた

学び舎に集う

学ぶべき純粋

大地に立ちながら

何故こんなにも忘れ去る