鳥が見詰める

白いツツジの顔

緩やかに流れていく

一切の別離


赤松の背中

撫でるような風

淡々と佇む

今だけは事実


目指すべきもの

運命や嗜好

落ち着きも無く

内蔵に溜まる


遂げたいばかりに

痛め付けては

甘やかしたり

冷たくしたり


夢は語れない