地平に消えた太陽が

棚引く雲をパステルに

月の反射と相まって


今日の終わりを彩れば

些細な事の善し悪しも

小さな暮らしのひとかけら


窓辺を覗く黄昏が

誰かのピアノの旋律に

佇んだのは束の間で


明るい音色と拙さに

たとえばどんな明日でも

笑顔で待とうと思わせる


たとえば夜が明けずとも

たとえば雨が止まずとも

笑顔で待とうと思わせる


たとえば誰もいなくても

たとえば自分が嫌いでも

笑顔で待とうと思わせる


上手く笑えて

いるのかな