砂遊び幼子は波と戯れ砂遊び拙さ慕う生きる瞬き人として学び歩けば型を知り孕む自由を説き伏せながら時を経て重ねた分だけ頑なに心の糧は砂の楼閣打ち寄せる波は幾度と呼び止めた返事無くとも見捨てもせずに黄昏に沈む夕日の紅は乞うた赦しの形代に燃え満天の星を押し除け十六夜が波間に堕ちて沈んだ光幼子が波と戯れ砂遊び最後に見せた面影を追う