か細い三日月秋分の

夜の境目フライング


少しは心に留めるが

思考は常に乱立し


静かな僕の肩叩く

振り向き頷き首を振る


合間に見やる空の隅

とっくに消えた三日月に


声を掛ければ良かったと

邪魔する思考にぼやくのだ


そんな事など忘れたよ

僕も思考も呟いた