離婚に応じる条件として、公正証書を作ることも含めました。

お金で失敗をした人なので、その点の信用は皆無だったからです。

公正証書は絶対ではありませんが、
お守りとして持っておきたかったのです。


まず離婚協議書を作り、夫に確認してもらいました。


内容はテンプレートをそのまま使った簡単なものでした。


しかし、夫は養育費の項目に執着しました。


20歳までの支払い、大学進学の場合は22歳までと書いている普通の内容でしたが、

「息子が18歳で就職したら養育費は要らないよね?だから、18歳までにして、大学進学の場合は22歳までと直して欲しい。」


と。


さすがに呆れて、養育費は原則20歳までであること。
18歳で自立ができれば請求しないこと、
例え就職したとしても高卒の初任給なんて僅かなもので、
自立できるほどの稼ぎがない場合は養育費は減額の場合もあること(この点は弁護士さんからのアドバイスです)を伝えました。


離婚まで出来れば口論は避けたく、
感情に波を起こされるのも嫌で、
できるだけ穏便に済ませたい気持ちがありました。


でも、息子を大切にしない言動はどうしても許せない。


「自分の子どもなんだから、大学くらい行かせるのが当たり前だと思ってください」


と言ってしまいました。


夫は自分勝手に大学を中退しています。
私は大学を卒業しています。


学べる時間とお金を親から与えてもらったのです。

せめて自分がしてもらったことはしてあげたい。

親ならそう思うはずです。


確かに月10万円の養育費は大きいですが、
算定表通りの金額です。

ギャンブルさえしなければ、夫の収入なら余裕なはず。

しかし、暮らしぶりを変えなければ、養育費を捻出するのも難しいでしょう。


養育費の未払いは8割と言われており、
中には受取拒否をしているお母さんもいるでしょうが、
夫婦は別れても親子関係はなくならないことを理解してない人が多すぎるような。


子どもに対しての責任は、産み育てていくうちに実感するものですが、夫を含めあまりにも責任感のなさに怒りを通り越して悲しくなります。


子どもは手がかかるし、大人の自由を奪います。
でも、我が子は可愛く宝物です。
私が持っているもの全てを差し出しても幸せになって欲しいと願っています。


他人に同じ感情は求めませんが、
唯一の父親には近しい気持ちでいて欲しかった。


本当に夫選びを間違えて、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。