「こんな時に遊びの約束を入れるなんて信じられない。
自分の子が病気で入院しているのに、よくそんな気持ちになるね。びっくりだよ。」
この言葉が夫の怒りに火をつけ、
またもや耳を疑う言葉が返ってきました。
「こっちは来てくれって言うから来てやったのに!」
え?
何それ。
あなた父親じゃないの?
来て欲しいって言われなかったら来なかったの?
あぁ、完全に気持ちの糸が切れているんだな。
もはや父親でもなくなっているんだな。
夫はもう、妻だけではなく子どもさえも捨てて、
新しい道を歩いているんだ。
もう返す言葉もなく、それから夫との連絡を断ちました。
ある意味、吹っ切れさせてくれました。
とは言え、私は夫が好きで一緒になりました。
夫に愛して欲しかったし、夫に理解して欲しかった。
そんな相手だから、離婚はすると決めたけれど、
どこか情や優しさを示してくれると期待していたのかもしれません。
別居中、私は夫を思っていました。
復縁したいとかではなく、計画性のない暮らしぶりが心配でした。
筋の通らない言動と行動にヤキモキしました。
幸せに向かっていないようで憂いていました。
私は息子と2人で必ず幸せになる!
その目標をパワーにして前に進もうとしているのに、
夫は闇の中に進んでいるように見えたのです。
けれど、それは余計なお世話。
もういい加減、私自身他人になる準備をしなくてはいけなかったのです。
籍が入っているだけの他人。
法律の下、婚姻費用を貰っているだけの他人。
他人の心配をしている場合ではなく、
自分と息子の未来だけを考えよう。
そう腹をくくるのに、数ヶ月かかりました。