私が別居を選んだのは、離婚する為ではありませんでした。

お互い一度離れれば、少し冷静になれるんじゃないか?
と考えたからです。



今思えば、それは綺麗事。
家庭から気持ちが離れていく夫を目の当たりにするのが嫌だったのです。


一度離れたら、家族のありがたみや子どもの可愛さを実感するだろうなんて、甘い考えがあったのかもしれません。


現実は反対で、家族と離れることによって、
身軽さや自由を手に入れたのだと思います。


両手両足に付けられた鉛が外れて、
ふわふわと心地良い世界を知ったのです。



そんな夫を見て、私も踏ん切りがつき、
「離婚」と言われ時もすぐに受け入れました。



もし、やり直したいと強く思っていたならば、
きっと私は別居したことをとても後悔したはずです。

どんなに嫌な空気が流れようと、
どんなにケンカしようと、
夫婦を続けたいなら離れるべきではありません。
もし離れたとしても、早急に解消すべきです。


一緒にいることは、それほど大切です。



長期化した2度目の別居で、私は夫を完全に嫌うことになりました。
顔を合わせていたら許してしまっていたことも、
離れることで冷静に人間性を考察できたりして、
離婚すべき相手だと思うようになりました。


私の場合はこれで良かったのですが、
もし今夫婦関係に悩み、別居が選択肢に入っているならば、
やり直したい方にはオススメしません。