見に来て下さってありがとうございます(*^^*)



 

先日、街中を歩いていると

倒れているお姉さんがいました。

 


遠くから見るに熱中症のようですが、

意識はちゃんとある状態、


お隣にしっかり介抱してくれるお友達もいます。

 



そして


警察官の方が3名こちらに

走って駆けつけてくるのが見えて、


電話片手に救急車も呼んでくれている

のがわかりました。

 

 


その場をたくさんの人が目を向けるものの、

通り過ぎていくし、


私もやることがない、

かえってここで止まると私も目立ってしまう、


それに、なんだか今の自分では

駆けつけても偽善者っぽいかも…


と感じてしまい、通り過ぎました。

 

 


通り過ぎた後に、

「大丈夫かな?」と

お姉さんのことが思いやられ、


「私、このまま立ち去ったら、きっと後悔する」

と思い、くるっと向きを変えて戻りました。

 

 

戻ると

通行人と思われる20代くらいのお兄さんが

現場を指揮していました。


体位を指示したり、脈を測ったりされていて、

 


私は本当に誰でもできること


例えば、

扇風機をお姉さんに当ててあげたり、


氷の代わりに冷えたペットボトルを

脇の下に入れてあげたり


をしていました。

 

 

そうしているうちに救急車が到着して、

お姉さんは担架に乗せて、運ばれていきます。

 


救急車に入る直前、

お姉さんが力を振り絞るように

担架の上でくいっと頭をもたげて、


弱々しくニコッと微笑んで、

私に会釈をしてくれました。

 

 

その時に

「あぁ、やっぱりお手伝いしてよかったんだ」

とわかりました。

 

 

 

救急車が出発した後、

警察官の方から

「医療関係者の方ですか?」と


現場を指揮してくれていたお兄さんは

尋ねられていました。

 


すると、

「看護の専門学校に通っています」

と答えられていました。

 


私は聞かれなくて、

それに心底ほっとしている自分

がいることに気がつきました。

 

 


私は、医療に従事した過去はあるけれども、


そういったことを聞かれたり、

資格があるのにできないと思われたり


するのが怖いんだなぁ。

 

 

そういうことが怖くて、

今回のように倒れている人を見て見ぬふり

をしてしまうくらいなら、

 

いっそ、そういった”資格”に縛られなくていい

 


これから”人”として、自分はどうありたいか、

もっとどんどん自身を自由にしていっていい

のだと気づきました。

 

 


今回、熱中症のお姉さんに出会ったことで、

過去の記憶が少し

フラッシュバックもしました。

 

 

でも、それはそんなに辛いものではなくて、

 

うつになりかけていた私自身が

頭が働かないながらも、


熱中症の患者さんに点滴をすることができ

回復したシーンでした。

 

 

その時は、

ニコニコと帰る患者さんの後ろ姿を見送りながら

「患者さんを治せた」と嬉しくて。


 

もやもやと霧がかかっていた

自分の頭の中が一瞬、

霧が晴れたようにさっと爽やかになって

 

「私、この先も

この仕事を続けていけるかもしれない」


と思えたひとときでした。

 

 


自分がうつになった職場、

辛い記憶ばかりあったけれど、


いいこともあったじゃない と

このお姉さんのおかげで思い出せました。

 


過去と繋がった、

過去の自分からの贈り物が来た

ように感じました。

 

 

 

この日のできごとから、

わかったことがあります。

 

私自身

『やる』理由より、『やらない』理由

をついつい正当化してしまいがち

 

そして、

自分を不自由にする”資格”なら、

いっそそれから離れてしまった方がいい


”資格”が無くともできることはたくさんあるし、

 

そのことに一番こだわっているのは、

まぎれもなく自分自身だったと


医療者のたまごのお兄さんから

学ばせてもらいました(^^)

 


 

自分を縛っていた観念から解き放たれて、

やりたいことを自由にのびのびと

少しずつやっていきたいと思いますニコニコ

 

 

ここまで読んでくれて、

ありがとうございました。


台風が来て、いきなり冷えた日もあったので

どうぞご自愛下さいね星



(↓皆さんにも見ていただきたくて、
思わず撮ったきれいな夕日の写真です晴れ)