おはようございます!

 

土曜日。桜の開花は少し遅れているようですね。それでもだいぶ早いですが。10年くらい前は3月29日くらいに開花していたような気がする。。。

 

さて、本題です。今回のブログは進学校に進学した新高1の方へ向けてです。そして、ちょっとでも難関大学をお考えの方に届けばという内容です。

 

新高校1年生、皆さん希望に満ちあふれていると思います。高校入って、アレやりたい、コレやりたい、青春を謳歌したい。。。特に部活動は楽しみにしている方も多いと思います。

 

そこに水を差すようで大変申し訳ないのですが、全てをお子さんの自由に任せると色々崩壊してしまう可能性があります。特に初めが肝心かなと思いますので色々考えられる今の時期から注意喚起したいと思います。

 

残念ですが、一部の天才を除いて、最近の大学受験勉強と私生活の充実はトレードオフの関係にあります。また、ブログの発信等々はどちらかというと天才系、スーパーマン系の方の発信が多く、進学校に多く見られる生徒さんの特性を代表してません。つまり、一部例外、部活もやって、高校生活も楽しみ、東京一工早慶に進学!っていうのはほぼありません。重本先生のブログに出てくる生徒さん達は自習室の虫くらい自習室にいるみたいですしね。ある意味そこに楽しみを見いだせるくらいにならないと厳しい。

 

つまり、高校生活を充実させると、勉強時間は減り、勉強時間を増やすと高校生活の充実度は下がります、残念ながら。その中で自身の選択及び裁量が大きいのが、「部活動」かなと思います。

 

実は私は我が子が高校に進学し、昨今の大学受験事情を知るまでは、公立進学校の掲げる「文武両道」肯定派でした。私自身が高校時代は体育会系の部活で本気で全国大会を目指し、3年時の文化祭の実行委員長をやり、それなりに充実した高校生活を送り、第一志望大学に合格した経験から、きちんとやればいけんじゃない??って思ってました。

 

しかし、2年経ってその考えは間違っていると気づきました。まず、親世代(おそらく40-50代)の時とは各科目の負担が全く違う!特に英語。年々難しくなってます。難関大なら英検準1級取得は普通な世界。いや、私の高校生の時は2級でも神みたいな存在、準1級なんて、それこそ東京外大とかで本気で英語やります!みたいな子が取れるか、取れないかの世界。それが早慶上理当たりになると「普通」に求められます。

 

次は共通テスト。センター試験と同じと思ってましたが、全然違う。特に理科に関してはセンター試験は「ⅠB」が試験範囲でしたが、共通テストは「物理」になっているので範囲が全然違う。そして問題も格段に難易度上がってます。

 

で、こう言うやることが多くなっている状況に、所謂国公私立の中高一貫校に通っている方々は6年間かけて準備をしています。高入り生が唯一アドバンテージがあるとすれば、「英語」と直近で入試を経験している位。

 

つまり、そのような中高一貫校の生徒さんが大挙して受けに来る大学(東京一工早慶上理、旧帝、国私立医学部)に関しては、高入り生もそこに対応する必要があるわけです。3年間でです(ゆるーい中学の定期テスト、高校入試とはレベルが違う)。因みに高2までの模試はほぼ高入り生だけなので差が生まれにくいとは思います

 

なので、戦略的に勉強時間を確保する必要がでてきます。で、上にも書きましたが、ウェートが大きく唯一学校生活の中で自身でコントロールできるのが部活動の参加になるわけですね。選択としては以下

・出来るだけ拘束される曜日が短い

・土日は休み

・つまり文化系

・いつでも辞められる(文化系でも発表、部誌作成がある部活は避ける)

・人数が多い(作業の負担が少ない、特に部誌とかあると辛い、人数多いと辞めやすい)

など。基本的に土日が潰れちゃうのはかなり痛手です。特にコツコツやるのが苦手な子とか。中には限られた時間できっちりできる子もいますが、それは初めにも書きましたが、稀な例ですので鵜呑みになさらないように。。。因みに、部活動紹介時は皆、大丈夫といいます。当たり前ですが。

 

本当は高校生活を充実したものに出来ると良いんですが、現状の大学入試制度がそれを難しくするという。。。共通テストなんて年数回受けられて、スコア方式で2次試験はなし、その代わり大学出るのは超大変みたいな制度にすりゃいいのに。