おはようございます!

 

今週は国立大学の合格発表ラッシュですね。皆さんが良い結果となることを祈念しております。

 

さて、本題です。理系就職をぶった切るシリーズです。

 

今って理系が注目されていますよね。それに伴って理系関連の学部、各大学のある一定以上の大学の偏差値は爆上がりしております(ちょっとバブリーな感じもするけど)。因みに私は基本的に逆張りの人間なので、今のこの状況であれば恐らく法学部辺りを受け、国家公務員総合職(又は地方公務員)を受けると思います。

 

上に書いたように、現在理系は入り口の偏差値が狭くなる方向に動いてます。理系のメリットって何だ?

大きいのは以下だと思います。

・理系はその学部学科に行かないと、取れない資格が多い!

医者、薬剤師、獣医師、建築士、看護師(専門もあるけど)、放射線技師、理学作業療法士などなど。この辺りを目指すのであれば理系の勉強をして難関を突破するしかありません。

・文系の資格には挑戦権あり

弁護士(予備試験)、弁理士(正確には文系理系あり)、公認会計士、税理士、司法書士などなど。これらは特に学部学科による縛りはありません(法科大学院は正確にはあるけど、予備試験という抜け道あり)。

・公務員にも理系しか受けられない職種が存在する

土木関連とかそうですよね、地方の行政が所管する研究所なんかもそうです。

・文系就職は比較的容易(かなり面接で突っ込まれるけどね)

・理系関係の職種は理系で独占

 

結構メリットあるな。ではデメリットって何でしょうか?

・理系の就職の募集人員は少ない

・カバーする職種が広すぎる(生産、品管、品証、研究、開発、偉くなると管理とかも)

→世の中の流れてきに人気は、

研究開発>越えられない壁>品証>越えられない壁>品管、生産

理系の方々はみな、声を揃えて研究開発をやりたいとおっしゃいますwしかし、特にメーカーであれば品証、生産、品管辺りっていうのは研究開発なんかよりも1万倍地味ですが重要です。

そして当たり前ですが 採用人数は生産品管>越えられない壁>研究開発

で、更に当たり前ですが、現場を知らない人に研究開発なんて出来ませんw(机上の空論ほど恐ろしいものはないです、生産できないものを開発されても、現場はどうしようもない、、、)

やってみると、生産品管もとても楽しいのですが、いまの若者には刺さらない。と愚痴をいいましたが、希望とのミスマッチが起きやすいのが理系です。

・工場は地方に多い

JTC(日本の伝統的な会社)では大体工場は田舎、多少都会でも工業地域にあり色々不便です(京浜工業地帯とか結構時間かかりますよね(川崎の沿岸部とかね))。上にも書いたとおり、品管生産になると当然配属は工場です。現場のおじさん達と仲良くするスキルが求められます!(これはこれで面白いですけどねー)、因みに3交代で働いている現場のおじさん達が平日に呑みに誘ってくれて付き合うと、おじさんは次の日は夜勤明けのお休みだったりします(自分は当然お休みではないw)。

・工場勤務は男性が優先される場合が多い事実

これだよこれ、別に差別ではないんですよ。理系は今は男性:女性=7:3 くらいになりつつありますよね。しかし、私の会社を見渡しても、工場の生産や品管にはほとんど女性はいなーい、という状況です(事実)

 

また、会社人生を考えてみると。。。理系の職種って評価が難しいんですよね。特に生産、品管、品証って100%大丈夫なのが普通ですよね(特に日本は)。どちらかというと減点方式の評価になっちゃいます。営業さんとかだと加点方式の評価二なる傾向が強いです。

 

後は年齢を重ねた後のポジション問題。特に研究開発にその傾向が強いんですが、研究や開発力って年行くとダメなんですよね。特に製品の開発とか。50,60歳までをイメージしてずっと開発とかを現場でやるのは無理ですよね。どこかのタイミングで管理職になるか、マジでその分野で突き抜けるか(島津の田中フェローみたいな)。理系の仕事はその境目辺りで、業務がバッサリと変化する感じがします。大体学生さん(20代だからしょうがないけどね)はその辺りのイメージが付いてない人が多いですね。今は課長なんとほとんど存在しないので部長ー平管理職ー部員 みたいな感じで営業さんとかだといいんですが、理系職種は部長になれる確率がとても低いんですよね。。。

 

今の高校生ってなんで理系志望するんですかね??今から文理選択する高校生はこの辺りを今一度自身に説いてみるといいかもしれないです。勉強も大変ですしね。。。