すい臓がんの母と食べる普通の夕食 -2ページ目

すい臓がんの母と食べる普通の夕食

【がん患者向レシピ等一切ありません】
ただ母と日々食べる晩ごはんの画像と日記を淡々と記録。食べられるものを食べさせるという状況のため、治療の参考になるメニューとかはないです。

母の日!

いつものようにちょっとごちそうを作って、カーネーションと母が大好きなアップルパイを用意して…。
いつもと違ったのは、いつもならプラスして用意する、洋服とか家電とかのプレゼントを買わなかったこと。
そして、

「こんなにしてもらって…ありがとうね。嬉しいよ」
「ごちそうだけでも充分なのにこんなきれいな花まで…」
「そんなにお金使わないで…ごめんねいろいろしてもらって」

母の日、誕生日。イベントのたびにそうやって恐縮しつつも喜んでくれていた母がいないこと。
寂しいな。

母の日とはじめての月命日が重なって、早朝からたくさん準備したり会社に行ったり(ステイホームできない仕事なので)結構忙しかったです。
でも母の笑顔を思い浮かべていると準備も捗り、楽しくやれました。
どうかな。美味しかったかな。喜んでくれたかな。



2月の入院以降、母は食べたいものを自由に、満足に食べられなくなってしまいました。
入院中は当然制限があり、その後は病気が進んで量も食べられなくなっていきました。
退院したら好きなものをたくさん食べさせてあげたいと思っていたのに、本人もそれを楽しみにしていたのに、半月後には水や栄養補助食品を舐めさせることしかできませんでした。
せめて、もうすべての苦しみから解放された今、自由に、たくさん、一緒に食べてほしくて。だから今までどおり準備しました。

イチボのステーキ。タラモサラダ。ちらし寿司。柳月のアップルパイ(母の日メッセージつき)。サッポロクラシック。

お母さんありがとう。これからもよろしくね。いつまでもきれいで優しいお母さんでいてください。どうぞ遠慮なく食べてください!
そう呟くと、母のあの言葉が聞こえた気がしました。