大糸線増発バス 試し乗り(追記完了) | ハンター湘南の旅ブログ

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6/29の続き


糸魚川市へNHKのど自慢予選会観覧の後

 

帰りは大糸線経由を予定していたが、ネット検索していたら、「代行バス」がヒット

また自然災害かと思ったら、大糸線沿線活性化のため増便バスを運行中なのを知った

 

ニュースか何かでおぼろげな記憶があり、JR西日本と旅行会社が共同で、北陸新幹線利用のパッケージツアー客のフィーダーバス運行する、との話は聞いていた。

 

ところがこのバス、JRの乗車券があれば予約不要で利用可能なのを知った。

大喜びで、16:49の列車乗車予定を繰り上げて、計画変更

 

大糸線増便バスに乗車してみよう

 

バスは6月1日~来年3月31日まで期間限定の運行

列車と並行して、糸魚川~白馬まで運行。

災害とかでなく、列車も走っているので、バス&列車で往復するのもいいかもしれない。

 

4往復、毎日運行

特に本数が少ない糸魚川~南小谷間は、列車7往復+バス4往復で11往復の布陣になり、特に昼間のバスの存在は大きい

バスの場合、南小谷での乗り換えが不要で、冬季のスキー客には喜ばれよう

 

 

15:45 バスは定時出発

地元観光バス会社委託運行

 

乗車券(東京都区内→神城)を見せて乗車

※白馬でも神城でも同料金

 

乗客は5人ほど

糸魚川市街を抜けて、姫川沿いの国道148号を進む

 

このルート、私が小学生の時、マイカーでの親戚宅への行き帰りの楽しみであったから懐かしくもある。

但し、冬季は危険でダメとのことで許可が下りず、夏休みばかりだった。

 

最初の停車は姫川

あくまでも鉄道の代替バス扱いなので、駅のみで停車

 

国道からちょっと逸れた頸城大野駅も、駅前まで乗り入れ、1名下車

 

次第に山が迫り、興奮してきた

そして私の大好きなものが!!!

 

覆道(スノーシェッド)

道路マニアだった小学生の頃、これにドハマりしてしまった

 

すっかり童心に帰って

40年前との違いは「声を出していない」だけ

 

 

かなりの区間、硬固な連続コンクリートのものに改築されていた

昭和の頃は断続的で道幅も狭かった

あのつぎはぎだらけの覆道は、さすがに残ってなかったか

 

大糸線の鉄橋が見えた

錯覚的に廃線や休止線のように見えてくる

時刻表を見ると、残念ながら白馬まで列車とのすれ違いは無いようだった。

 

バスはスイスイ進む

昔は対向大型車が来たら、待避所までどちらか後退して譲り合っていたが

 

根知駅付近(だったかな?)

山間部でほとんど乗降は無く、通過

 

そして、小滝駅のちょっと手前から旧道に入る

そう、こんな道、これ!これ!

昔の148号線だった、懐かしすぎ

 

平岩駅に停車、乗降無し

定時出発

 

この先はバイパスへ合流できる道はないので、旧道をそのまま進み、最大のハイライトと言えるつづら折りの道と白馬大仏に40年ぶり再会を果たす・・・


小学生の頃は、糸魚川方面への行きには大町を過ぎる辺りから次第に興奮し始めめて、道路やトンネルや大仏の話を延々ブツブツ語り続けて、親はさぞかし呆れたことだろう。

 

だが、

バスは無情のUターン、えっ、遠回りでしょ!

 

かなり道を戻って、無情にもバイパスの長いトンネルへ

あ~あ、ガックリ

 

すっかり力が抜けて、以下レポは簡単に

 

ここが長野と新潟の県境

トンネル内でなく、手前に県境が通過

ここは峠越えではなく、引き続き姫川に沿って進む

 

北小谷は、駅ではなく道の駅「小谷」に停車

 

南小谷付近で、さらに新しいトンネルを建設中

どんどんトンネルになって、昔を知る人間としては残念

地元の方にしたら、雪の影響が無くて経済効果は大きいのだろう

 

南小谷に到着、1人下車、乗車なし

JRは会社境界駅だが、バスはあっさりすぐ発車

 

JRの覆道区間がいい味出してる

架線が現れた

 

信濃森上

ここは乗降無し

スキーシーズンは賑わうのか?

 

踏切通過

代行バスから光った線路を見るのは珍しい

 

白馬村の中心部に入った

険しい山道続きだったから、大都会に感じた(小学生の時もそうだった)

 

17:01 時間通りに白馬駅に到着

 

ずっと閑散としていたが、1か月未満で、大糸線増発バスの存在が知られていないのは確かだ(私でも知らなかったし)

青春18シーズンやスキーシーズンには、かなりの賑わいとなろう。

 

ここで、大糸線でなく、長野駅行きの高速バスに乗り換えよう

東京への近道だ

 

白馬駅周辺は全く人気が無い。

駅2階にあったJR系ホテルは廃止されていた。

シャッターを閉じた店ばかりで、コンビニすらない、食事は長野駅までお預けだ。

雪も紅葉も長期休暇もない6月は、白馬は最閑散期かもしれない

45分の待ち合わせだが、Wifiも使えない(あるにはあるが、機械オンチは難しくて接続できず)

 

しばらくして、アルピコ交通の高速バスがやって来た

八方が始発だが、わずかな乗客である地元中高生?が下車、スキー客が無い時は生活路線と変わらない

 

白馬からの乗客は4人ぐらい、人口からして、オフシーズンの運行は大赤字だろう。

バスには幸いwifiがあり、サルでもわかるいつもの簡単接続タイプで助かった。


白馬から、通称「オリンピック道路」を経由して長野駅へ行くのは、オリンピック開催時(1998年2月)以来だ

あれから四半世紀なのに驚いた

 

途中の山間部は車通りは少なく、26年前、雪の中、選手関係者のバスが連なっていたあの当時とは、隔世の感

 

そして、国道19号手前のトンネルは、有料道路としては今年度が最後


さようなら★白馬長野道路

 

その後も特に渋滞はなく長野市街へ

 

定刻より15分以上早く、長野駅西口到着。

冬季対応型ダイヤのようだ。


よしっ予定より1本早い新幹線に乗れそう

「あさま」や「はくたか」に自由席があって、こういう臨機応変が利くからありがたい

全席指定席化絶対反対!

 

そして、目の前の清泉女学院大学は今年度いっぱいで共学化され、名称変更予定

これで都内の清泉女子大学との混同も改称されよう

(系列の長野清泉女学院中高はそのまま)

さようなら★清泉女学院大学(長野)

 

ああ、長野駅ホームのそば屋、閉まった直後だった

また食いっぱぐれ

 

長野始発、あさま619号に乗車

(画像は指定席ですが、もちろん自由席利用)

 

東京ではなく、大宮で新幹線を乗り捨てた

大宮で下車すれば、自由席特急料金は2640円で済み、東京まで(3740円)よりも1100円も安くなる

さして時間は変わらないし、上野東京ラインは確実に座れるから、絶対にお得だ

 

(完)

 

※明日は休刊です