さようなら★厚木東&商業 | ハンター湘南の旅ブログ

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南太田から横浜へ出て、相鉄に乗り換え

次の目的地は本厚木。

 

特急で一気に海老名へ

海老名駅は工事が一部完成し、小田急との分断状態は解消されていた。

 

ロマンスカーミュージアムは、まだ予約定員制なのかな?


急行小田原行きは、まさかの短い6両

 

昭和の頃、急行は箱根湯本6両+片瀬江ノ島4両が多かったのを思い出す。

運転形態の変更で今は特急以外の一般列車では都内では湯本行きも江ノ島行きも見られず、旅情は薄れた。

 

本厚木で下車

駅前から神奈中バスに乗る

 

すぐに王子行きがやって来た。

日曜日は1時間1本のみだからラッキーだ。

 

サボには

「商業・東高校」の文字があり、嬉しい誤算で思わず撮影

バス停名は正式には単に「高校入口」だから、親切な表示だ。

 

実はこの2校の学校名、今月いっぱいで姿を消す。

まさかの統合である。


10分ちょっと乗って、高校入口で下車

バス車内の停留所名表記にも 

高校入口(商業・東高校)のサブタイトルが入っていた、この表記は3月31日限りだろうか?車両によって前後するのか?


特に、厚木東は創立118年を誇る名門なのだが、容赦ない神奈川県の暴力的政策だ。

 

2校統合後も、バス停の名称は変わらない。

畜生、雨が降り出した、よりによって廃校ウォーク開始のタイミングで

 

朝は登校に合わせて頻発も、下校時間帯は閑散ダイヤ

 

 

厚木商業高校の正門、こちらは昭和47年開校

商業高校らしく、簿記関係の入賞記録の横断幕

 

おや、現・商業高校の敷地内には、プレハブの校舎が建っていた

 

となりの現・東高校の敷地内では「商業棟」の建設工事中で、東高校の生徒は商業高校を借りている格好だ。

統合の3月31日前までは、ねじれ現象だ。

 

厚木東高校は、明治39年開校。

現在地に移ったのは昭和41年、その時に完成した古い校舎は半分ぐらい残る

昭和56年、女子→共学になり、横須賀大津高校と全く同じ歩みだ。

 

それにしても驚いた、すでに新校舎建設に動いていたとは!

ここと同様に隣接していた平塚市の平塚商業・平塚農業は統合後も古いまま分かれているのだが。

そろそろ退散

 

さようなら★厚木東高校

さようなら★厚木商業高校


新校名は、所在地名を採って、厚木王子高校になる

県内最古クラスの歴史ある厚木東高校の名を残せないのか。

そもそも、たまたま隣接しているだけの全く経歴の異なる学校の安易な統合は理解に苦しむ。

私は卒業生でもなく、何の縁も無いのだが、両校の名前が消えてしまうのが太平洋残念でならない。

 

戻りは、緑ケ丘小学校まで5分歩いて、別コースで本厚木駅へ戻ろう

雨なので、屋根付き停留所は助かる

コンビニもあるし、帰りはこちらまで歩いてバスに乗る高校生も多いと思われる

 

緑ヶ丘循環は、約30分毎の運転(平日の下校時は15分毎)

やや遅れてやってきた

 

本厚木からは、平塚駅行きバスに乗り継ぎ

想定外の急行便がやって来たので、乗る。

車内はさほど混まず。

時間が早すぎるのか、定期演奏会組は、全く無い。


129号線バイパスを快走

この区間をバスで行くのは、多分初めて。

 

平塚のアウトレットへ乗り入れ、大半が下車し、午後なのに帰り客は乗って来ない

日曜日で、郵便局はやってないからそのまま通過(そっちかよ)


アウトレットから先は、去年既に乗車しているので、見慣れた光景が続いた。

 

本厚木から45分ほどで平塚駅北口に到着、610円もかかった。

 

時間をもて余して、旧梅屋のテナントビルを散策。昭和の地方百貨店の香りが残るが、中は歯抜け状態で、いずれはなくなるだろう。


ゆっくり歩いても、開演1時間前に着いてしまった

ひらしん文化ホール


最新の立派なホールだ。

 

●厚木東高校 第37回定期演奏会●

今回が厚木東高校としてのラストコンサート

 

いつもの厚木市文化会館ではなく、最初で最後の平塚開催


厚木東吹奏楽部は、35人の少数精鋭で、東関東大会Bに3年連続出場

さらに今年度は、全国大会の一つ、日本管楽合奏コンテストにも出場し、最優秀賞の快挙だ。


ウェルカムアンサンブルに始まり


第一部

オープニングがチューニングに始まり、次第にバックミュージック的なのに変わり指揮者を迎え、そのまま曲へと、他校にはないユニークな幕開け。

海に面した平塚を意識してか、4曲中2曲は航海をテーマにした選曲

昨日定期演奏会へ行った横須賀市立久里浜中学校の委嘱作品があったのは、すごい偶然だ!


第二部

ディズニー100周年記念企画

寸劇を交えた企画で、無くなった指揮棒を探しに旅に出る舞台設定

最初は、あえて雑な演奏に始まり

旅の途中に、♪アナ雪、♪美女と野獣、♪アラジン

最後に「王子」様が登場し、新しい指揮棒を授かり、♪ディズニーメドレーを演奏

厚木王子高校としての再出発を感じた。


第三部

企画ステージ

~さらばだヨ!全員集合~


背後のスクリーンに司会進行が映し出され、テレビ番組のような雰囲気


厚木東高校118年の歴史を写真で振り返りながらの進行は嬉しい

♪星条旗、♪東京ブギウギ、♪人生のメリーゴーランド、♪糸


最後は現役高校生はリアル知らないであろう、「8時だヨ!全員集合!」のステージ。

ドリフの早口言葉、ヒゲダンスを成功させて、会場大拍手。

他、ズンドコ節、東村山音頭、いい湯だな、盆回り、と世代ドンピシャの私は狂喜乱舞だ。

番組終了から38年、もう高校生の親御さんでも一部番組を知らない人が出始めていて、時の流れを感じた。


最後は、♪上を向いて歩こう、で締めた


2時間半超の思い出たっぷり、涙ありの演奏会だった。


吹奏楽部1・2年生は新校に移るが、吹奏楽部の活動はそのまま続き、来年の定期演奏会も決まっているようで、ホッとした。


ちょっとセンチメンタルな気分で、会場を後にした。