雨傘番組 鹿児島の思い出 | ハンター湘南の旅ブログ

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警報級の大雨のため、1泊2日強行軍で予定していた初の奄美渡航は中止した。

格安航空券購入は、まさにギャンブルだな。

 

さて、そんなわけで穴埋めとして、「雨傘番組」(死語?)をお届けします。

 

2013年12月、SUNQパス九州旅より、鹿児島県内の旅を振り返りつつ、書き下ろしも加えた。

 

旧大隅線、鹿屋駅跡にて

 

全線開通から10年余りで廃止されてしまった悲運な路線

まさか、人口約8万人を数えた、県第2の都市、鹿屋市から鉄道が消えるとは思わなかったので、心が痛んだ

 

しかし、これは海に阻まれ、県都の鹿児島市へのメインルートになれなかった事情もあろう

 

鹿児島~鹿屋間は、今もフェリー経由がメイン

フェリーにそのまま乗り込むレアな路線バスもある。

(バス乗船に限りSUNQパスも利用可)

 

そしてここも地理マニアスポット

志布志づくしの市役所支所

 

まお、現在は、晴れて志布志市役所の本庁舎になったので、この看板はいささかパワーダウンしている

撮っておいて良かった。

対等合併の為、市名を獲得した代わりに、市役所を人口の少ない旧有明町へ譲ったのだろうが、そもそも無理があったと思われる。

鉄道2路線が廃止になっても、志布志が交通の結節点には変わりはないのだ

 

 

朝ラッシュの桜島フェリー

通勤通学客が大勢利用しているのが、強烈に印象に残った。

船は電車みたいに双方向に操舵室がある珍品で、ピストン輸送に活躍。

 

(上の写真は下船直前で、客室内に入れないほど定員オーバーで危険運航しているわけではありません、念のため)

 

H12国勢調査報告によると、15歳以上において(旧)桜島町から149人、垂水市から277人、鹿児島市内へ通学している。

さらに、桜島東側の鹿児島市域からの通学数(市内移動に括られるため数値不明)も当然あるだろう。

 

桜島桟橋では路面電車への乗り継ぎ客も多かったが、「本土用」自転車へ乗り換えてゆく高校生も目立った。

 

純心学園前電停

 

郡元駅付近で

なお、この先にある鹿児島純心女子大学は2023年度に共学化で名称が消える。

この時、記念に看板を撮っておけば良かった・・・・

全国的にレアな大学・短大の制服は残るのかどうかは不明

 

終点、谷山駅近くのラ・サール中高

朝の強化学習か、すでに授業中のようだった。

相変わらず男子校の為、東大狙いの女子は、地元の鶴丸か、新幹線で久留米市内の名門私学へ通っているとか。(テレ東の番組より、駅ではまだ未確認)

 

 

バスでショートカットして、枕崎へ

指宿枕崎線は遠回りで、末端部の本数は少ないので、「SUNQパス」じゃなくともバス利用だ。

特に山川~枕崎は、災害等で部分廃止される前に乗っておきたい。

 

 

枕崎市役所にて

 

枕崎駅舎は今あるコンパクトな無人駅舎で、かつての南薩鉄道時代の古くどっしりした駅舎とは大違い。

鉄道ファンには全然めでたくない

 

枕崎駅付近に南薩線のレールが辛うじて残る

 

旧・阿多駅の駅名標

明治期までは郡名だった

市町村合併で阿多市(あたし)誕生も期待されたが、残念

少なくとも「南さつま市」よりは全然良かったのに。

 

旧加世田駅

現在はバスの営業所

 

 

バスで鹿児島市内へ戻って、国道58号の看板をカメラに収めておく

58号は沖縄だけじゃなくて、鹿児島市内と奄美諸島も通っている。

 

本来なら今日、58号線ドライブの予定だったが、沖縄本島のそれと違って奄美大島は崖っぷちの海岸線や峠越えが多く、通行止めや土砂崩れの危険性が高い。

それでも、近年いくつかのバイパスやのトンネルが整備され、古仁屋方面へは行きやすくなった。

 

国勢調査報告46・鹿児島県(H12)には興味深い通学数値データがあり、

瀬戸内町への通学(実質・古仁屋高校のみ)は旧住用村から1名のみで、他はすべて町内から通学(加計呂麻島からの船通学も多いと思われる)

旧・名瀬市にある高校3校(当時)へは、龍郷町から183名、旧大和村から69名、旧笠利町から62名、旧住用村より54名、

そして、比較的人口の多い瀬戸内町からは、たった12名と少なく、住用村~瀬戸内町間の峠が行き来を遮断している状態が見えて来た。(なお、宇検村には高校が無いから、名瀬か古仁屋に下宿か?)

 

但し、平成27年に網野子トンネル(4243m)が開通し、瀬戸内町との移動時間が大幅に短縮され、通学地図に変化が起きているかもしれない。

今度、コロナ禍の影響が消えて、2泊3日ぐらいで休みが取れれば、いろいろ調べてみたいところ・・・

個人的には、マングローブより興味があるかも。

 

だんだん独りごちになってしまった、このあたりでやめときます。