光市と室積半島 | ハンター湘南の旅ブログ

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旅は2日目

徳山のホテルで貨物列車の音で目を覚ました。

たまたま低い階で、ホテルが防音構造でないのか、ジョイント音がよく聞こえるので、マニア向けと言えようか。



徳山は徳山曹達(現トクヤマ)の薬品輸送の貨車を思い出すが、今はコンテナ化してしまい、妙味は薄れた。
 
 
昨夜は気づかなかったが、徳山駅はお洒落に変身
カフェテリア風の図書館が入ったのはいいね。
 
 
6時台の電車でスタート
 
 
最初の目的地は、光市
製鉄所などがある工業都市
 
駅前から、室積半島方面へのJRバスに乗るのだが、朝のラッシュ時間帯は続々と出ている。
 
なぜか室積半島の先端近くの風光明媚な場所に国立大学の附属小中学校があり、バス通学が多いと推測。
 
前日、いくらネットで検索しても、バスの混み具合に関する情報は得られなかったが、2005年に出版された種村直樹氏の「瀬戸内・四国スローにお遍路」に、たまたま貴重なヒントを発見。
当時、下松7:46発室積公園口行きは、光からは通学バスに変わり「2人がけのシートを3人で埋める」とあった。
まさに「3密」状態ではないか。
おそらく小学校低学年が座席に詰め込まれるほど混雑し、幼稚園バスみたいな「指定席」に見知らぬ人が乗ったら、3人が座れなくなるなど、迷惑や不安を与えよう。
そこで、それを避けて、30分ほど早い電車でやって来た。
 
ところが…
 
光駅では朝7時すぎ、早くも学生が大勢下車。
 
 
 
いざバス停を見たら、すでに、同時発の急行便と普通便が待機して、制服姿の中学生ばかりが、続々と乗り込んで混雑していた。小学生とかち合わないよう、早い登校を強いられているらしい。
 
急行は、学校へ直行か?
後ろは普通便で7:13同時発車
 
結局、この2台は見送った。
 
7:30になっても附属小学生の群れはまだ見られず、一方、附属中学生はもう間に合わないのか、誰もいない。
 
数少ない下松始発である、次の7:33発バスに乗った。
私立聖光高校生や一般客が数人だけで十分に空いていた。穴場的時間か?
 
光市街で公務員や高校生が降りて、代わりに学ランやセーラー服の附属小学生が数人パラパラと乗って、終盤は完全にスクールバス状態。
と言っても空席だらけだが。
 
この制服は千葉市文化会館で見覚えがあり、全国学校合奏コンクールの常連であって、素晴らしい演奏をありがとう。
 
終点の室積公園入口で小学生と一緒に下車。
 
終点はのどかな雰囲気で、光警察が目を光らせていたりはしなかった。
 
 
 
 
このお寺がいい味出している
 
海辺の折り返しシーンがまたいい。
やっぱり来て良かった。
 
室積半島は陸繋島で、何度か上空の飛行機から特徴的な形を眺めて、トンボロ(陸繋砂州)部分にある湊町を歩きたいと予々思っていた。
函館は規模が大きすぎるし、江ノ島はトンボロ部分は建物はない。
室積や串本あたりが、個人的には、どストライクだ。
 
奥まった場所に校舎があった
やはり、国立附属らしからぬロケーション。
一般的に国立の附属小中学校があるのは県庁所在地や大都市で、街の中心街や城趾にあるケースがほとんどで、ここは異例中の異例だ。
 
 
さて、室積中心街へ向かって朝のウォーキング開始
かなり歴史的価値のある集落のようで、歴史ミュージアムのよう施設もあった。
 
室積郵便局の9時開局を待ちたいが、バス停から離れていて9:12のバスに間に合わない可能性が高い
 
すると、国道の室積バス停(室積駅という表記は無くなった?)には柳井からの防長バスもあり、8:44発に乗ろう。
防長バスに乗る機会は、ほとんど無かったし。
定刻バスが到着
急行だが、少なくとも光市の官庁街には停まるだろう。
 
柳井から徳山駅へのロングランだが、誰も乗ってなかった。分断の憂き目に遭わなければいいのだが。
 
結局、急行バスは全ての停留所に止まり、JRと競合しない区間だけを通過してるのか?
 
9時前に光市の中心街で降りて、室積の代わりに光郵便局にて旅行貯金。
 
そして、郵便局前で当初予定のJRバスを捕まえて9:30に駅に戻って、上り普通で岩国へ移動した。
 
光駅の構内は広く、貨物取り扱いが多かったのだろう。
昭和50年の新幹線開通前は特急や急行の待避も多く、賑やかだったろう。
 
大畠駅からは大島大橋の偉容
橋ができる前は、周防大島へは国鉄航路があった。
 
さて、本日のメインディシュは、錦川鉄道だ。
(つづく)
 
※特定輸送バスについては運行主体の機密事項が多いと思われ、筆者判断で削除しました。