―スポーツ帰りの出来事―
ドーム(体育館)の外に出るとガヤガヤとバスケットボールを終えた20代の男子が溜まっていた。その間をすり抜けて駐車場に向かって歩いた。

「アネゴ?」

聞き覚えのあるその呼び方…

「サト!何やってるの?こんなとこで」
彼は6年前のに一緒に働いてた飲食店のホールスタッフ。
当時、ソフトモヒカンで専門学校に通っていた。

今は…お役所で働いてるらしい。
人間、変わるもんだ


―コンビニでの出来事―
お買い物が終わって、店の出口に向かったら段ボールを抱えた店員が立っていた。
きっと外に捨てるところなんだろう、と思ってドアを開け抑えててあげた。
店員は無言でそのドアを出た。

…なんか感じわるっ。アリガトぐらい言えばいいのに。
しかし、その店員はドアを出てから動かない。
…へんなの。

そして、一歩踏み出した瞬間

「micaさん?」

ん?誰?
童顔なのに少しハゲ初期状態の店員。
何となくその童顔に注目していると…見覚えが………

ある!

誰だっけ!誰だっけ!誰だっけ!
高校の時!その辺の頃!なんだっけ!妹も知ってる!結構、喋ったことがある!誰だっけ!

制服のネームプレートを見た。

「…恩ちゃん?」
高校時代よく通ったコンビニの学生アルバイトだった恩ちゃんだった。
「コレ、俺の店なんだよ!この前から分かってたんだけど声掛けそびれて…」

え゛っ!
半年前に引っ越してきてから私 かなり常連ですもん…このコンビニ
しかも、十数年ぶりでよく分かったね…
っていうか、恩ちゃんかなり変わったのね

―駅での出来事―
仕事でインド人と待ち合わせしていて、南口から北口へダッシュしていた私。

「micaちゃん?」

「あれっ?店長!」
6年前、働いてた飲食店の店長。
「店長、駅で何やってるの?」見れば、ずいぶんデカイ荷物。

「俺、故郷に帰るんだ……」

どうしたの?何があったの?
ずいぶん、変わっちゃって切羽詰まってるのね…

慌てた私は、何を思ったのか
「インド人!!…何処行った?」と聞いていた。