hunk09354のブログ -9ページ目

hunk09354のブログ

ブログの説明を入力します。

架空の職業なのに、何だかどこかに存在していそうな…、いや、存在していてほしい、そんな不思議な仕事をする方々へのインタビューが集録された本が、『じつは、わたくしこういうものです』です。

架空の職業に就いている(扮している)方へのインタビューですから、文章で語られる仕事内容も、紹介される仕事道具も全てフィクション。

ですが、フィクションのお話があまり得意ではない私が一気読みしてしまったほど、魅力溢れる内容になっています。
 まず、紹介される職業は、「月光密売人」や「秒針音楽師」、「時間管理人」など、名前を聞くだけでも「一体どんな仕事をしている人なの?」と興味を掻き立てられるものばかりです。

その上、仕事に関連するアイテムとして紹介されている品物は、想像図ではなく、著者であるクラフト・エヴィング商會によって具現化されているので、よりイメージが膨らんで楽しめます。

文章、アイテムと併せて、職業に就いている方々の写真も載っていますが、職業のお話を読みながら見ると、不思議と本当にその仕事をしている人に見え、お仕事の様子を想像する楽しみも味わえます。

それぞれの職業が丁寧に、魅力的に描かれていて、この本を読んでいると、まるで空想と現実のグラデーションの中に入り込んでいるようで、読んでいてとてもワクワクします。
 個人的に、「シチュー当番」の方にお会いできること、密かに夢見ています。どこかにいる、かも、しれませんから…。