まぁ、もちろん大人しく寝てくれるわけもなく、
あの人は早速、手を伸ばしてくる。
部屋には、朝の明るい光が満ちている。
なんだが私はとても恥ずかしくって ヤダ、ヤダ と
少し抵抗してみたけれど、あの人のキスの前には効力なく
当然、むなしく終わってしまった。
今まで、幾度あの人に抱かれただろう。
何度くりかえしても、いつも新鮮で、飽きることのない。
あの人の肌、香り、力強さと優しさ。
すべてが馴染んで、自然なのに、どうして、この人は私のものじゃないんだろう。
どうして、私はこの人の隣にいれないのだろう。
愛し合ったあと、二人ともそのまま眠ってしまった。
10時くらいに目がさめ、いろんな話をした。
昼食後、あの人は
さて、ギョーザの具を仕込もうか。
と、あの人はキッチンに立ち、私は用意いておいた材料を
冷蔵庫から出し、カウンターに並べた。