前に日本人がものづくりに向いていると書きました。
今日の日経プラスワンの記事でも
日本が世界に誇れることは? というアンケートの回答として
1位:まじめな国民性/勤勉さ
2位:ものづくり/技術
3位:わからない/思いつかない
4位:安心/安全に暮らせること
5位:四季/自然環境の良さ
6位:料理
7位:歴史/文化的に優れている
7位:サブカルチャー
9位:なし
10位:何でもそろう便利な社会
とあり、2位にものづくりが入っています。
これらは、本当に誇れるとして、果たして日本景気復活の鍵となり得るのでしょうか?
一つずつ検証してみます。
1位:まじめな国民性/勤勉さ
多くの日本人が、このようなイメージをもっています。
マスコミもそういう風に報道します。
でも、多くの日本人が、それを体感したことまではないのはないでしょうか?
他の国を知らないのに、あるいは知っていたとしても、それはマスコミという
フィルターを通したあとの情報を見聞きしているだけであって、
本当に日本人が勤勉だというのはわからないですよね。
日本人以外でも勤勉な人はたくさんいますし
日本人でも勤勉でない人はたくさんいます。
本当にまじめかどうかはわからないです。
また、まじめさというのは、日本古来からの農作業には向いていますが、
グローバル競争の中で狩猟民族との競争に打ち勝つのには向いていない性質ですね。
2位:ものづくり/技術
これも売り方次第ですね。
技術を持っているだけじゃ価値はありません。
使って売って初めて価値がでます。
また、仮にものづくりが向いているとして、それが、嫌らしい話しですが
お金に結びつくかどうかは別問題です。
ものづくりという仕事に世界的に高給を払う人はあまりいません。
極端な言い方をすると、
例えば、経理という仕事で、100人中50番の人がいます。
その人はマラソンが得意で、マラソンであれば、100人中10番になる自信があります。
この人は経理の仕事よりもマラソンの方が向いているようです。
だからといって、経理の仕事を辞めてマラソンを仕事にする人は少ないです。
マラソンで10番という価値に、お金を出す人がいないからです。
向いているから生活の糧にできるかどうかは別なのです。
ものづくりに向いているから、ものづくりの仕事はたくさん回ってくるかもしれないけど
ものづくりだけでは、今、日本人が受け取っている様な高い賃金を受け取り続けることは
ちょっと無理があります。
ものづくりが得意だからと言って、給料が10分の1しかない中国人の
10倍の品質・生産性を保てるのか?という評価になるからです。
3位:わからない/思いつかない
9位:なし
正直でいいですね。
4位:安心/安全に暮らせること
これも日本人がたくさん住んでいるから、安心/安全だと言うことが言えると思うので
外貨を稼ぐ手段にはならなさそうです。
安心な居住空間を世界に売り始めたとたんに、安心安全じゃなくなるかもしれないからです。
5位:四季/自然環境の良さ
6位:料理
これらは、少し観光収入を産んでくれます。
ただ、日本以外にも自然環境が良いところと言うのはたくさんありますから
圧倒的優位に立てるとは思えません。
日本以外でも大概田舎は自然環境がいいと思います。
7位:歴史/文化的に優れている
これは、かなり自惚れた評価のようですが
日本よりも歴史の古いところはたくさんあるし、
まさにお隣の中国の歴史なんかは、圧倒的です。
文化的に優れていると言うのも、優れているという意味がわかりません。
具体的にどうなっていると優れているんでしょうか?
文化はそれぞれ固有のものだから、優劣で比較するようなものじゃないですよね。
7位:サブカルチャー
これは、誇れるかもしれないですね。
でも、日本国内のウケがよくない。
ちゃんとした大人達は、こういうのを下に見ますからね。
麻生総理大臣のボツになった漫画博物館的なものは
もしかして有効だったのかも!?
中国のうちの会社でも、日本の漫画をきっかけに日本語を
覚えている人がたくさんいます。
ちょっと漫画口調の日本語になっている人も、たまにいますが
話せない人よりはずっと良い。
10位:何でもそろう便利な社会
今円高だから、何でもそろって便利ですね。
でも、景気回復のために円安にしろ!って騒いでいます。
円安になったら、確かに製造業の海外流出は少しは食い止めれるかもしれません。
(国際レベルまでの法人税減税・規制緩和・賃金ダウンなども一緒にしないと、
完全に食い止めるのは無理だと思うけど。)
でも円安になったら、石油価格も上昇するし
海外から輸入している食料価格も上昇する。
そして、なんでもそろう便利な国ではなくなってしまいます。
で、日本のためには・・・
僕は製造業で働いて給料をもらっています。
そのため、製造業について、他の人よりも詳しいと思っていますが
今の日本が力を入れるところは、残念ながら製造業ではないと思います。
確かに製造業は雇用確保には向いています。
政府が安易に雇用確保を目論むのであれば、製造業を狙うのも無理はありません。
でも、それは安易すぎます。
これからは少子化の時代で人口も減っていくため
それほど雇用数を確保しなくても良いと思うので、
ここは思い切って、製造業(特に工場)に日本に残ってもらうことをあきらめ
海外に移転してもらう。
そして、日本としては、円高を維持し、サブカルチャーを活かしたコンテンツサービス・
先進的だとされている医療・バイオサービス業など第3次産業に力を集中的に資本を
注いだ方がよくないでしょうか。
農業だって得意なんだから、減反なんかせずに、輸出したらどうですか?
中国人富裕層は、喜んでステイタスのある日本米を買うと思いますよ。
ってことは、製造業に勤める僕は、もう日本に戻ることはないのだろうか・・・。
それはそれで楽しい人生になりそうだけど。
今日の日経プラスワンの記事でも
日本が世界に誇れることは? というアンケートの回答として
1位:まじめな国民性/勤勉さ
2位:ものづくり/技術
3位:わからない/思いつかない
4位:安心/安全に暮らせること
5位:四季/自然環境の良さ
6位:料理
7位:歴史/文化的に優れている
7位:サブカルチャー
9位:なし
10位:何でもそろう便利な社会
とあり、2位にものづくりが入っています。
これらは、本当に誇れるとして、果たして日本景気復活の鍵となり得るのでしょうか?
一つずつ検証してみます。
1位:まじめな国民性/勤勉さ
多くの日本人が、このようなイメージをもっています。
マスコミもそういう風に報道します。
でも、多くの日本人が、それを体感したことまではないのはないでしょうか?
他の国を知らないのに、あるいは知っていたとしても、それはマスコミという
フィルターを通したあとの情報を見聞きしているだけであって、
本当に日本人が勤勉だというのはわからないですよね。
日本人以外でも勤勉な人はたくさんいますし
日本人でも勤勉でない人はたくさんいます。
本当にまじめかどうかはわからないです。
また、まじめさというのは、日本古来からの農作業には向いていますが、
グローバル競争の中で狩猟民族との競争に打ち勝つのには向いていない性質ですね。
2位:ものづくり/技術
これも売り方次第ですね。
技術を持っているだけじゃ価値はありません。
使って売って初めて価値がでます。
また、仮にものづくりが向いているとして、それが、嫌らしい話しですが
お金に結びつくかどうかは別問題です。
ものづくりという仕事に世界的に高給を払う人はあまりいません。
極端な言い方をすると、
例えば、経理という仕事で、100人中50番の人がいます。
その人はマラソンが得意で、マラソンであれば、100人中10番になる自信があります。
この人は経理の仕事よりもマラソンの方が向いているようです。
だからといって、経理の仕事を辞めてマラソンを仕事にする人は少ないです。
マラソンで10番という価値に、お金を出す人がいないからです。
向いているから生活の糧にできるかどうかは別なのです。
ものづくりに向いているから、ものづくりの仕事はたくさん回ってくるかもしれないけど
ものづくりだけでは、今、日本人が受け取っている様な高い賃金を受け取り続けることは
ちょっと無理があります。
ものづくりが得意だからと言って、給料が10分の1しかない中国人の
10倍の品質・生産性を保てるのか?という評価になるからです。
3位:わからない/思いつかない
9位:なし
正直でいいですね。
4位:安心/安全に暮らせること
これも日本人がたくさん住んでいるから、安心/安全だと言うことが言えると思うので
外貨を稼ぐ手段にはならなさそうです。
安心な居住空間を世界に売り始めたとたんに、安心安全じゃなくなるかもしれないからです。
5位:四季/自然環境の良さ
6位:料理
これらは、少し観光収入を産んでくれます。
ただ、日本以外にも自然環境が良いところと言うのはたくさんありますから
圧倒的優位に立てるとは思えません。
日本以外でも大概田舎は自然環境がいいと思います。
7位:歴史/文化的に優れている
これは、かなり自惚れた評価のようですが
日本よりも歴史の古いところはたくさんあるし、
まさにお隣の中国の歴史なんかは、圧倒的です。
文化的に優れていると言うのも、優れているという意味がわかりません。
具体的にどうなっていると優れているんでしょうか?
文化はそれぞれ固有のものだから、優劣で比較するようなものじゃないですよね。
7位:サブカルチャー
これは、誇れるかもしれないですね。
でも、日本国内のウケがよくない。
ちゃんとした大人達は、こういうのを下に見ますからね。
麻生総理大臣のボツになった漫画博物館的なものは
もしかして有効だったのかも!?
中国のうちの会社でも、日本の漫画をきっかけに日本語を
覚えている人がたくさんいます。
ちょっと漫画口調の日本語になっている人も、たまにいますが
話せない人よりはずっと良い。
10位:何でもそろう便利な社会
今円高だから、何でもそろって便利ですね。
でも、景気回復のために円安にしろ!って騒いでいます。
円安になったら、確かに製造業の海外流出は少しは食い止めれるかもしれません。
(国際レベルまでの法人税減税・規制緩和・賃金ダウンなども一緒にしないと、
完全に食い止めるのは無理だと思うけど。)
でも円安になったら、石油価格も上昇するし
海外から輸入している食料価格も上昇する。
そして、なんでもそろう便利な国ではなくなってしまいます。
で、日本のためには・・・
僕は製造業で働いて給料をもらっています。
そのため、製造業について、他の人よりも詳しいと思っていますが
今の日本が力を入れるところは、残念ながら製造業ではないと思います。
確かに製造業は雇用確保には向いています。
政府が安易に雇用確保を目論むのであれば、製造業を狙うのも無理はありません。
でも、それは安易すぎます。
これからは少子化の時代で人口も減っていくため
それほど雇用数を確保しなくても良いと思うので、
ここは思い切って、製造業(特に工場)に日本に残ってもらうことをあきらめ
海外に移転してもらう。
そして、日本としては、円高を維持し、サブカルチャーを活かしたコンテンツサービス・
先進的だとされている医療・バイオサービス業など第3次産業に力を集中的に資本を
注いだ方がよくないでしょうか。
農業だって得意なんだから、減反なんかせずに、輸出したらどうですか?
中国人富裕層は、喜んでステイタスのある日本米を買うと思いますよ。
ってことは、製造業に勤める僕は、もう日本に戻ることはないのだろうか・・・。
それはそれで楽しい人生になりそうだけど。