いつもは日本人クリニックばかりを利用している我が家。
でも、奥さんの出産関係だけは、日本人産婦人科がないので
ローカルの病院へ行っています。

西洋人のセレブが利用する某U病院だと
1回の診療代が約10万円、分娩で100-200万円という
破格のお値段!

うちの会社は貧乏なので、そんなところで産むのは
とても気が引けてしまいます。
もちろん、個人負担では利用できるはずもない。

出産する事に決めた徐家匯の病院だと
出産費用には、日本と大差ないし、一応、外国人専用フロアも
用意されているので、ここに決めました。


こっちの出産で大変なのは、言葉が通じない事はもちろん、
①お金を先に払わないと出産させてくれない
②出産直前にたくさんの契約書(中国語と英語併記らしい)に合意サインしないといけない
③その勢いでいろんなオプションをつけるかどうかの判断を迫られる
というのがあり、本番直前は付き添いの人間(僕のこと)は
かなりあたふたするそうです。

なので、せめて事前に確認できることだけでもやっておこうと思い
会社を半日休んで、見学してきました。

まず、最初にすることは、お金の支払い。
出産時だけではなく、診察時も先にお金を払わないと
診察してくれません。
強い立場(この場合は医者)の権利が優先されるという
中国式弱肉強食型資本主義が、ここでも適用されます。

「先に金を払うのが嫌だったら、そのまま病気を放っておいたらいいじゃん。
その人がどうなろうと、俺はしらない。」
「お金はあとで用意するから、先に命を助けてくれ?」
「嫌だ、先に金を準備してくれ。そしたら命を助けてあげる。」

そんな感じの制度です。

あらゆる市場が大き過ぎて、市場への政府介入ができないのでしょうね。
やるのであれば、武力介入だけなんですね。


次に、採血。

横で見ていたのですが、適当というか大雑把というか。
採血が終わる前から、先にバンドエイドを貼って
終わるや否やピッ抜いて、はい、おしまい。

すべての動きが投げる様な動きなんです。
動作の最初と終わりが宙に浮いている動き。
ほんと、雑です。

次にびっくりしたのが検尿。

日本だと紙コップに入れて、
そのまま渡すか、スポイトで吸い取るか
リトマス試験紙みたいなのに浸すのが
主流だと思いますが、
こっちでは、細いフラスコに入れるようです。
で、フタもせずに提出。

誰かが変なものを入れたらどうするんだろう。

「そんな変なやついるわけないじゃん」っていう
中国人的合理的発想なんでしょう。
もし本当に入れられたら
「運が悪い。仕方ない。」で済ませるんでしょうね。

超音波診断のときは、通訳が付いて来なかったので
何を言われているのかさっぱりわかりません。

あとの医者の問診のときに、ようやく意味がわかりました。

「結論、問題はないけど、お父さんに似て頭がでかい」とのことです。

僕、あごにたっぷりと脂肪を蓄えているので、下半分は大きく見えますが
野球帽は56cmなんで、脳みそを収納するところは大きくはないはずなんだけど。
むしろ、昔は、小顔だったはずなんだけど。

ただ、面の皮は厚くなってるかもしれません。

その他では、待合室にペットボトルの水がおいてあって
好きに飲んでいいのですが、その場所に
飲み残しのペットボトルをご丁寧に返しているやつがいるので困ります。
危うく飲みかけのものに口を付けるところでした。