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Hungry spider

ブログの題名は、たまたま聴いてた曲が槇原敬之さんの「Hungry spider」だったというだけで、特に腹が減ってるわけでも蜘蛛が好きなわけでもありません。

その後、フュッセン駅に戻り、ICEでミュンヘンへ。

ミュンヘン中央駅から、徒歩5分程度のEURO YOUTH HOTEL というホステルでチェックインを済ませ、荷物だけ置いて再びミュンヘン中央駅へ。


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EURO YOUTH HOTEL


ミュンヘンといえばサッカーのバイエルンミュンヘン!

ファンショップに行って、「次のホームゲームはいつ?観戦したいんだけど。」

と聞くと、「来週だよ!」と。


ブンデスリーガ観戦は一瞬で夢となりました。



この時、時刻は午後6時。今からどこかへ観光に行ける時刻ではないが、

せっかくなのでミュンヘン市内をブラブラ散歩することに。


そして、思った。

ミュンヘンは広い!そして人が多い!と。



これまえ訪れた街は、フランクフルトのようなビジネス街以外に、ニュルンベルグ、ローテンブルグ、フュッセン、と人口1万人程度ののどかな街ばかりだったので、


ドイツといえば田舎の集合体のようなイメージが知らず知らずのうちについてしまっていたのだが、


そういったイメージを一瞬のうちに払拭するでかさだった。

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ミュンヘン市内のノイハウザー通り



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新市庁舎のあるマリエン広場


ミュンヘン市内のメイン通り「ノイハウザー通り」を歩いていると、人ごみに紛れてヴィヴァルディが聞こえてくる。


なんだろう、と思って、音のする方へいっていると、路上ライヴをやっていた。

演奏ももちろん上手だったけれど、それよりもその路上ライヴとは思えない雰囲気にとても感動した。

そこはもう、さながら小さなコンサートホールと化していて、観客も演奏と一緒になって歌ったりして、

曲はヴィヴァルディの「四季」からパッヘルベルの「カノン」、ロッシーニの何とかというよく知らない曲へと移っていったが、最後のロッシーニになると観客の興奮も最高潮、ふと後ろをみるといつの間にかすごい人だかりができていた。



今朝は7時起床。ドミトリーに泊まったので、寝ている間にルームメイトが一人増えていた。


ルームメイトは俺の他に、アメリカ人男性、メキシコ人男性、台湾女性の三人だった。


今日はホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城を観光した後、ミュンヘンに移る予定。


どちらの城も、フュッセン駅からバスで10分程度のホーエンシュヴァンガウ村という所から歩いて行ける。


早速ホーエンシュヴァンガウ村に行き、チケットセンターでチケットを購入。


城内の見学はすべてガイドフォンまたはガイドさんの誘導と決まっているため、一度に大勢は入れないようになっていて、そのためチケットにはそれぞれの城の城門の集合時間が記されてあった。


俺のチケットには、ホーエンシュヴァンガウ城の集合時間が10:45で、ノイシュヴァンシュタイン城の集合時間が12:50。



なので、まずホーエンシュヴァンガウ城に向かった。チケットセンターから城門まで徒歩20分。

一応徒歩か馬車かを選べたが、当然ここは徒歩をチョイス。


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この道はホーエンシュヴァンガウ城へと続く


10:45集合なのに、10時前には着いてしまったので、城門で待たされることになった。そうしているうちに、今朝泊まったホステルのルームメイトも着々と登場。


フュッセンでの観光といえば、この二つの城がメイン中のメインなので、ホステルでバイバイしても結局みんなここにやってくる。


待っている間色々はなしていると、ルームメイトのアメリカ人は宇宙航空学の勉強でシュトゥットガルトに留学に来ているらしい。同じくルームメイトの台湾女性(中年)が持参したのりせんべいをあげていたが、あまり美味しそうには食べていなかった。


その台湾女性とはだいぶ仲良くなって、その後ノイシュヴァンシュタイン城に向かう間もずっと一緒だった。昔書記の仕事をしていたが今は退職したらしい。


そうこうしているうちに、ホーエンシュヴァンガウ城の集合時刻となり、中に入って見学したが、こちらは普通の金持ちの家という印象だった。

ただ、後にノイシュヴァンシュタイン城という豪勢極まりない城を造ったルートヴィッヒ2世が育った城という意味で重要な城らしい。


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ホーエンシュヴァンガウ城


そして、その後訪れたノイシュタンシュヴァイン城のゴージャスさといったら!

王個人用のオペラハウスやチャペルなどがあり、とにかくありとあらゆる財産をつぎこみまくった挙句、すべての部屋が完成する前に王自身は死んでしまったらしい。


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ノイシュヴァンシュタイン城


ノイシュヴァンシュタイン城を出ると、マリー橋に向かう。この橋は、渓谷の中に、あり、ここからノイシュヴァンシュタイン城の美しい外観が全望できるらしい。


しかし、マリー橋へと向かう道がなかなか見つからず、城の出口の所で右往左往していると、とうとう発見。そこには…





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立入禁止


おい!むかっ





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本来マリー橋から見る予定だった風景(*実際には行ってません)

今朝は7時半起床。窓を開けると外はとっくに明るい様子。


隣の部屋からは昨日の外人たちが荷物をまとめているような音が聞こえる。

もしかしたら昨日の夜が旅行最終日で、色々積もる話もあったのかな、神経質になって悪い事したな、と少し思う。


俺も今日はフュッセンに移動する日なので、荷物をまとめてフロントでチェックアウト。


もう一度British airwaysに電話しようと思い電話を借りると、昨日に引き続き電子音が。ドイツ語でよくわからなかったので、フロントのオーナーに「混雑していてつながらないのか」と電話の向こうの声を聞かせると、

「業務は9時からだから1時間後にかけろと言っている」とのこと。


今晩フュッセンからもう一度かけよう。


そのままオーナーにバイバイしてニュルンベルク中央駅に向かう。


フュッセンはニュルンベルクからICEで4時間ぐらい。


電車に乗っていると、ケータイにメール着信の表示が。見てみると、旅行会社の人で、British Airwaysの代替便が決定したとの事。最終日はミュンヘンからウィーン、モスクワを経由して成田まで戻ってこれるらしい。


よかった。



フュッセンにつくと、毎度のことながら、まずは宿泊先に荷物を置きにいく。


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フュッセン駅前



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今回泊まるのはフュッセン駅から徒歩10分ぐらいのLA Houseというホステルのドミトリー。




とりあえず部屋に荷物をおいて再び駅前へ。


フュッセン観光のメインであるノイシュヴァンシュタイン城は午後3時に終了してしまうので、今日はもっと近場であるホーエン城へ。


駅から5分ぐらい歩くとすぐに目的地に着いた。

城自体はそんなに大した事もないのだが、感動したのは、城のすぐ横を流れているレヒ川の透明さ。


こんなにきれいな川を見たのは初めてだ…


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ホーエン城


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レヒ川



やることがなくなってしまったので、一度ホステルに戻り、お昼寝タイム。


夜6時ぐらいに腹が減ったので再び駅の方へ向かった。駅の近くの”ビストロ”に入り、サンドイッチとビールを注文。しかしビールは出てきたが、サンドイッチが出てこなかったので、しばらくしてから店員に聞くと、すっかり忘れ去られていた様子。


もう一度注文をとりにきたので、今度はピザとビールを注文。


出てきたピザが二人前ぐらいありそうなでっかいやつで、正直このピザにビール大ジョッキ2杯はキツイと思ったが、


ここでナメられるわけにはいかんと思い、猛然と口に詰め込んだ。