Hungry spider

Hungry spider

ブログの題名は、たまたま聴いてた曲が槇原敬之さんの「Hungry spider」だったというだけで、特に腹が減ってるわけでも蜘蛛が好きなわけでもありません。

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今朝は7時起床。


同室のイギリス人親子とは、ホステルを出るのがほぼ一緒のタイミングだった。


今日はミュンヘン中央駅から地下鉄で20分程度、郊外のダッハウ強制収容所に向かった。


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ここはドイツ初の強制収容所だったようだ。


恥ずかしながら、強制収容所といえば、大量のユダヤ人を集めてガス室で虐殺する、という貧困なイメージしか持てていなかったのだが、


メインはユダヤ人の他に反ナチ勢力を収容して過酷な条件下で強制労働させる場所だったらしい。


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敷地内には監獄や博物館のほかに、強制収容者の就寝所として使われていたバラクが2棟だけ残されており、


こんな所にたくさん詰め込まれていたのだといわんばかりに木造のせまい寝床がギッシリつまっていた。



再びミュンヘン中央駅に戻ると、今度はニンフェンブルク城へ。ルートヴィッヒ1世の別荘だったらしく、敷地内には大きな池と、たくさんの白鳥が飛び交う優雅さだった。


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白鳥ってこんなデカかったのか



宮殿の中は、見て回れる部屋はそれほど多くなかったが、その中の一室の壁を埋め尽くす美人画ギャラリーは必見だと思った。


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ルートヴィッヒ1世が10数年かけて、王室の娘から靴屋の娘まで様々な階級から、”個人的趣向”のもと、美女をチョイスして描かせたらしい。

さぞ楽しい作業だった事だろう。


確かに皆さん絵とはいえとてもお綺麗でした。



ミュンヘン観光も終わり、明日はとうとう日本へ帰る日である。

夕飯は少し豪勢にいった。

ボリュームたっぷりの肉料理の他に、白ソーセージを頼んだ。本来白ソーセージは新鮮さを保つため朝に食べるものらしいが、この際関係ない。


ビールも今までは毎晩のようにHelles ばかり飲んでいたが、今日はDunkels を注文。こちらも美味しかったが、個人的にはHelles の方が飲みやすくて好きだと思った。


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レジデンツ博物館もまた、とてつもなくでかく、部屋が次から次へと目の前に現れるので、途中から、自分が今建物のどのあたりにいるのか全然わからなくなった。


バイエルン王家の本宮殿だったらしく、中はきらびやかな部屋で埋め尽くされており、特にアンティークヴァリウムの広さと壁の造りこみ具合には目を見張るものがあった。



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↑アンティークヴァリウム



最後に訪れたノイエ・ピナコテークでは、ゴッホとかモネなどのいわゆる名画が多数飾られていたが、「あー、俺にはこういう絵画の芸術性は恐らく一生理解できないんだろうな」という事が理解できた。


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↑ノイエ・ピナコテーク外観


一日もほぼ終わりに近づいていたので、ホステルに戻ると、今朝の女の子たちはすでに姿がなく、荷物も消えていた。


恐らく一泊だけしてどこかに旅立ってしまったのだろう。


会話どころかどこの国出身かさえ聞けずじまいだった。残念。



代わりに、その晩からイギリス人親子が同室に泊まりにきた。

親子といっても、息子の方ですらすでに30をまわっているような感じだったが。


彼らはとても陽気なイギリス人で、事あるごとに

「ハーイ、Yuki!」「昨日はよく眠れたかい?」「日本では何をやってるんだい?」

と話しかけてきた。


どうやらイギリスでドイツ製品の店を経営している息子が看護師の母親を連れて休暇を楽しんでいる、という構図らしい。オーストリアで休暇を過ごした後、イギリスに帰る前に一泊だけミュンヘンに寄ったらしい。



そういえば、ミュンヘンに来て2日目だが、未だミュンヘン名物の白ソーセージにありつけてない。

その夜、ミュンヘン市内で買い物をしていると、スーパーにて白ソーセージの缶詰を発見!これなら日本に持って帰って食べられそうだ。


近くにいたドイツ人に聞くと、2~3分ゆでた後、皮をむいてマスタードをつけて食べるのが一般的らしい。


早速購入。   

お土産が1つ増えた。





今朝は7時に目が覚めた。

隣のベッドには同い年ぐらいの見知らぬ西欧系女性が2人。

しかも2人とも普通に可愛い。


昨日の深夜、俺が寝ていると2人が同室に入ってきてゴソゴソやってたのを思い出した。


マジかよ…と思いながらも少しワクワクしながら2人が起きるまでぼーっとしていた。


しかし2人とも一向に起きる気配がない。


だんだんただ横になっているのが苦痛になってきたが、ガサゴソ身支度して起こしてしまったら可哀想だなとか思ってしまう始末。


同室が女性だとやけに気を使う。


そもそも今身支度してもミュンヘン市内の博物館や美術館はまだどこも開いていない。



仕方ないので一旦ロビーに出て朝食をとり、本など読みながらゆったりして、1時間後に再び部屋に戻ると、2人はまだ就寝中。


もう知るか、と思い、普通に身支度を始めショルダーバック片手にホステルを後にした。


今日はミュンヘン市内の観光だ。


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ミュンヘンの休日の朝は人もまばらだ。



まず向かった先はドイツ博物館。ミュンヘン市内を流れるイーザル川沿いにある。



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イーザル川




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ドイツ博物館の外観



中はとてつもなくデカイ。これは全部見るだけで相当疲れるぞ、と思いながらも、全部見てしまった。


そこは使われなくなった飛行機だの船だのエンジンシステムだのを片っ端から並べられてて、それらの中には実際に自分の手で装置を動かしたりでいるものもたくさんあり、退屈しなかった。


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博物館は3階建になっていて、二階のメインは飛行機の歴史の展示だった。



最初に飛行機を飛ばしたのはライト兄弟だとばかり思っていたが、それより20年ぐらい前から、ハングライダーのような形で存在していたらしい。


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3階は航空宇宙の展示だった。



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朝一で博物館に行き、すでに結構お腹一杯の内容だったが、続いてレジデンツ博物館へと向かう。