堤未果さんの「日本が売られる」を読みました。
この本の恐ろしいところは、書かれている内容が、今の国会で現在進行形で実現している(既に実現してしまったものもありますが)ことです。
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この本を読み終わったあと入院し、先月の26日に眼の手術を受けましたが、目を洗うシャワーのぼんやりした映像を感じながら、「もし水道が民営化されて水質が下がったら、この水はどうなるのだろう。病院で使用に耐えるレベルにするための浄化装置を作らなければ……。そうなったら医療費が上がるかな。」とか、「健康保険が外資に売り飛ばされて民間の保険を買うようになったら保険料はいくらになるのだろう。払えなかったらどうなるんだろう。限度額認定制度は廃止になるのだろうな。」と暗然とした気持にさせられました。そんなことを考えているうちに手術は終わってしまいましたが……。
この本で告発されている法案は、回り回って国民の命に拘わるものがほとんどです。アベ政権は、次から次へと国民の命を売り飛ばしています。
水道民営化については、立憲民主党の蓮舫議員が11月24日にツイッターに載せていましたが遅すぎます。
こんな事では、国民を守る事なんてできませんよ。「今更何いってんだよ!」というのが正直な気持ちです。私のような素人でさえ7月8日にツイートしています。
また、社民党の福島瑞穂議員が11月29日の厚生労働委員会で、フランスの大手水道サービス会社の日本法人から内閣府の推進室に社員が出向して勤務している」旨発言していました。ネットでは、アソウ副首相の娘婿がこの会社の役員をやっているとの噂もありますが、これが本当だとしたら……。
こんなふうにして、身内に利益誘導されているのですね。
立憲民主党、共産党、社民党などの野党がどのような事務局体制で取り組んでいるのか知りませんが、法案が出てきた時点で事の重要性を判断し、党としての意見を表明し国民に知らせることができるだけの体制を作るべきです。これって無い物ねだりですか。
水道に限らず、ここまで行政を私物化し、身内の利益のために自国民の“命”を売り飛ばしている政治家は歴史上いたのでしょうか。
もう、アベ首相もアソウ副首相も、売国奴を通り越して、国民殺しの政治屋でしょう。
それにしても分からないことがあります。
これだけ威勢良く日本国民の資源を売り飛ばせば、アベ首相、アソウ副首相に、それなりのキックバックが支払われているとか、何らかの利益供与を受けていても不思議はないような気がするのですが。
それとも、政治家を辞めてからまとめて貰うことにしているのでしょうか。
え? 一銭も貰っていないって?
そんなの信じる人いるのでしょうか。
もし、本当に一銭ももらわずにこんな事やるとしたら、単なる“馬鹿”としか思えないのですが。
最後に、この本を世に出してくれた堤未果さんに;
ありがとう~!