さて
治療が始まった二本目の歯の歯根治療の
再診が昨日ありました。
前の人の治療が30分弱長引いてて
待つ私。
出てきたアジア系の男の人が支払いを済ませ
出てく手前で小さな小さな深呼吸(ため息?)一つ。
「はぁ。。。」
わかる、わかるよ。その気持ち。
今日も、治療と支払いを終えたら緊張から解放されるかな。
先生が開口一番に
「奥歯は抜いてきたかい?」と聞くので
前回は、まだ治療で押さえとして必要だから
先生から指示があるまで抜歯しないようにと
言われていたのに、忘れてるんかなぁ?
沢山患者さん抱えてるから仕方ないか、と思って
「いいえ、まだです」とだけ答えた。
「あれ、先方から予約の電話はきてないのかい?」
「いいえ、きてません」
「じゃ、次回の治療までにかかりつけのとこで抜いてきて」
と、早速許可がでた。
はーい。
また歯がなくなる、トホホ。
一本目の歯の治療のとき
下の奥歯が抜かねばならない状態だったので
上の奥歯が残っていても
噛めない状態だし(=あっても意味なし)
その歯も歯根に小さな炎症があるので
無駄な治療費と時間をかけるか
抜歯するかの選択というわけだ。
そりゃ抜歯選ぶよな。
「今日も麻酔しますか?」と聞くと
しますよと言うので
「ドーパミンなしのがいいんですが」と言うと
「ドーパミンは入ってないよ」と言うので
「あ、入ってない方がいいです」と言うと
「前回はどっちを打ったっけ」というので
前々回に心臓がバクバクしたので
前回は入ってない方を打ってもらったことを伝えると
「そうだったね」と思い出してくれ
「大丈夫、入ってないのを使おう」と言い
「それはアドレナリンだね。
ドーパミンは(麻酔にはもともと)。。。入ってないよ」
と、ポッソリ訂正してくれた。
あ、そっか。アドレナリンか 笑
興奮剤=ドーパミン かと思ってた。
「ドーパミンは入ってないよ」というのは
そういう意味ね 笑
麻酔は今回も丁寧にゆっくりと慎重にしてくれて
前々回以前の男前なブスブス感はなかった。
あれも結構おもしろくて好きだったんだが。
麻酔が効くのを待っている間
かかりつけの歯科医に紹介状を書いていた先生。
書き終えて
「僕が前回、まだ抜かないようにってレポートに書いて
送ったから先方から連絡が来ていないんだね」と言われた。
前回の内容を読み返して思い出したっぽい。
なんだ。
だったら最初からそう伝えておけばよかった。
変な気づかいはやはり無用なお国柄だな。
治療開始後、数分。
今のとこ何もおもろい話はないなぁ。
なんか、しずかーに過ぎていくわ。
時間も押しているから、追いつきたいんだろうな。
など、思っていたら
今日の歯科衛生士さんが
異様に手際が悪いことに気づいてきた私。
先生の指示がわからないらしい。
わからないから、返事がない事も多い。
機械の設定も間違えて先生に直されていた。
。。。大丈夫、この人?
私、心配よー。私、大丈夫ー?
先生、この人の管理、心の底からよろしく。
新人さんなんだろうな。
もしや今日が初日とか言わないよね。
学校で基礎を学んでも、現場では一からなんだな
など、改めて思った。
今日のネタはこの歯科衛生士さんだなぁ。
おもしろくはないけど、十分怖い。
と、思ったら
おそらくひとつ山場を越えて
治療が落ち着いたのだろう、
先生が衛生士さんに話しかけて小話が始まった。
「週末の仕事はどうだい?」
「順調です。忙しいですし」
「それはよかった。コーヒーも作るのかい?」
「はい、作ってますね」
(私:へー、カフェで週末はバイトしてるのかな?)
「社割とか、まかないとかもあるのかい?」
「ありますね。カフェのメニューは食べれますし」
「誰が働いているんだっけ?」
「妹と、母と、いとこも働いてます」
「おーそれはすごいな。本当に家族でやってるんだな」
(私:この人の親が持ってる店でバイトしてるってことかな?)
「そうか、僕も行ったら割引してくれるかな」
「しますよ。先生のこと話しておきます」
「週末僕もそこで働こうかなぁ」
「え、笑」
(私:え、笑)
「週末、何か別の仕事するのもいいなぁって思ってたんだよね」
「はははは」
「なんだい、何で笑っているの?」
「えー、いやぁ 笑」
「僕、コーヒー好きなんだ」
(私:こわもて(顔は怖いし、いかつい先生なのです)で
コーヒー作ってカウンターから出てきたら面白いな)
と、世間話していた。
口が開いたままじゃなければ、
私も笑っていたなぁ。
その小話で、彼女の緊張がゆるんだのがわかった。
気遣いしたんだなぁ。優しい先生だ。
そのあと、話題が変わって
「どうだ、この仕事は?」と聞いていた。
「はい、楽しいです」
「それはよかった。面接もなしだったしな 笑」
「そうですね」
「面接しないで雇って、働き始めたんだよな 笑」
「笑」
(私:へ、どういう意味?ベテランならわかるけど
面接無しで雇ったのがこのド新人ってどういうこと?)
頭の中を、個人的にこの子が好きとかいう
オヤジの下心とか?
趣味のサークルが一緒で知り合って
そのコネで入ったとか?
など、ヨコシマな考えしか出てこなかったけど
もしかしたら、知人、友人の子だからだったのかもしれない。
そんなこんなで
最後に口腔全体のレントゲンを撮り、治療が終わり
「今日は4本目の根が見つかったよ。治療しておいたからね。」
と、レントゲンで見せてくれた。
ぴっちり隙間なく、見事に薬が充填されていた。
美しい。
そういや前回は
3本の根を治療したと言っていた気がした。
4本目もあって、見つかったということか。」
奥歯の根って、3本ってイメージだったから
思いもしなかった説明を受けてびっくり。
「痛みが出たらパナドール飲んでね」
(※パナドール=市販薬。弱い痛み止め)
と言われたので、「あぁ痛くなるんだ」と思った。
そして恐怖のお支払い。
前回、今後の治療費の見積もりをもらっていたので
心の準備はできていた。
その通り、総額1,125ドル
内、保険で585ドルカバー
自腹540ドルでした。
もう、これくらいが当たり前だよなと
金銭感覚がおかしくなってきた。
治療後はいつもの神経のすり減りからくる
疲労困憊。
まさしく前出のアジア人男性の「はぁ」状態。
スーパーへ買い出しに寄って
その前にカフェでコーヒー買って
麻酔の切れかけた口に何とか運んで
一息。
ミッポのお迎えの時間あたりに
ようやく疲労回復できた。
夜、じわじわと痛くなったので
パナドールを飲みました。
今度は5月早々。