「白湯」を

「ぱいたん」と読んでしまった君は

ラーメンにおかされている。

学校で習うのは「さゆ」のはずだ。

しかし美味いという感覚は習うものではない。

本能が決める。人それぞれ。

だがこの味はたぶん、

人間が美味いと本能的に感じてしまう。

人の危険探知を堕落させ、完全に油断させる味。

 

こうまで鶏の旨みを凝縮できるものだろうか。

我を忘れてスープにまっしぐら。

麺よりもスープに夢中になるって、

俺にとっては稀なこと。

こんなに美味い鶏白湯はじめて。

全体的に量は少ないが、たとえ多かったとしても

スープは飲み干してしまうに違いない。

少量だから飲んじゃった、

なんて言い訳はしたくない。

トリュフオイルもいい感じ。

やっぱり俺、トリュフの香り、好き。

 

このポタージュのようなスープの

応用について想像してみた。

ご飯を入れても、これは美味い。

うどんをいれても、パスタを入れても美味い。

もう万能じゃないか。

 

どうでもいいけど、

俺も「白湯」は「ぱいたん」と読む派。

 


白トリュフオイル香る鶏白湯麺:1280円