首都高を走っていると
箱崎ジャンクション、箱崎パーキングエリア、
箱崎出口という言葉をよく目にする。
それが俺の箱崎のイメージだが、
この辺りの最寄り駅は水天宮前。

そんな箱崎には名物があるらしく、
カツ丼らしい。
一般的な話なのか、ただの自称なのか定かでないが、
店先には「箱崎名物カツ丼」の文字がハッキリ。
その言葉に吸い寄せられるんだから、
こういう言葉、看板は効果てきめんということか。

そばのセットメニューとか
そば単体とかカツカレーなどあるが、
名物と銘打たれているのに
そこを避けるほど人間曲がってない。

待つこと3分少々ほど。早っ!
とんかつ揚げてたのかよってくらい早い。
昨今、とじないとんかつが幅を利かせているが
昔ながらのカツ丼らしいので、もちとんとじるタイプ。
それにしても重量感のある丼ぶり。
ご飯がギシギシに入っているんだろう。
熱々のカツをとじた玉子はまだトロトロ。
うーん、これはいい。美味いカツ丼だ。
余計なことをしていないから、落ち着いて味わえる。
これだよこれ、これがカツ丼だよ。
とじないカツ丼なんて、
ってことは俺はいわない。
それもいいし、これもいい。
八方美人と言われりゃそれまでだが、
うまいものに右も左もないでしょ。


カツ丼:1200円