親は子に自分を超えて欲しいと
願っているようだが、
親が偉大すぎると難しい。
才能があるという前提で見られ、
プレッシャーも大きい。
親は親、子は子。
本来はそうあるべきだが、
ラーメンの世界では、
あるべき姿のようだ。

恵比寿の綾川。
これほど「親鶏」を
主張してるラーメン屋も珍しい。
自己主張が強いこの親は、
木の上から立って見るような
大人ではないがマジで美味い。
こんなに美味いんだから、
木の上に突っ立ってられたら困るね。

澄んだスープの中に極太麺。
※中太麺も選べる
いい湯加減なのか、ご機嫌な様子。
にゅるっとすくい上げると
けっこう素直に付いてきてくれる。
親鶏スープもたっぷり帯同。

鶏肉は親鶏だからかやや堅く、
でも深い味わいは人生を物語る。
すごくいい。

トッピングの鶏皮はそのままでもよし。
スープに浸してもよし。
きっと焼き鳥でも美味いだろうな。

店先の黄色い暖簾に赤文字で「綾川」。
「綾」右上に赤い点があるけど、
どういう意味だろう。
点を打つ。
点打つ
手打。
なんて読み違いだろうか。

親鶏中華そば:860円
親かわ:50円