ねぇ、敦。もしかして知ってたの?ザンが帰国してるって」
ま、今の栄太の言い方じゃそう聞こえるだろうな」
ちゃんと答えて!」
知らねーよ。栄太は単にお前を責日常肌膚護理められないから、俺を非難してるだけだろ。いつものことじゃん」
(上手く言い逃れたわね。軽そうなくせに結構頭の回転早いのね)
早雪は冷静に分析しながら成り行きを見守る。
とにかく!こんなとろで揉めてるのもなんだし、2階に上がってくれ。早雪、案内頼めるかい?俺も診療所閉めたらすぐに上がるから」
栄太の言葉に早雪は頷いて、葉月と敦を促した。
二人は素直に階段を上がって行く。
で?さっきの美人とザンがこの上に住んでるわけ?」
敦が妙に馴れ馴れしい口調で聞いて来て早雪は無表情に頷いた。
ザンと美桜里さんだけじゃなくて、私も栄太さんも、後二人シェアメイトがいます」
へぇ~。なんかいいじゃん。楽しそうだな。な?」
斜に構えた表情で按摩眼霜 笑う敦は、抱いている息子に笑いかける。眠そうな息子は気持ちのよいくらいの無反応だった。早雪も何も返事をせずに2階に上がって行った。
どうぞ座ってください。今お茶を淹れますね。」
ダイニングに通し、椅子をすすめる。
ああ。おかまいなく」
ザンを呼ぼうか?」
早雪の言葉に葉月は敦を見る。
呼ばなくてもいいぜ。あいつもちょっと時間が必要だろ。気分が収まったら出て来るさ」
わかったわ。すぐに栄太さん上がって来ると思うから、待っててください」
すみません」
葉月が申し訳なさそうに言い、息子を敦から受け取った。
早雪はお茶の用意をしながら今にも寝そうな息子の背中をとんとん優しく叩いている葉月の様子を伺っていた。
(変わったな葉月さん)
大学の頃見かけた時はもっと刺々しかった。
さっきザンに食って掛かっていた様子は相変わらずではあったが、通常の精神状態に戻ったであろう今は、随分と落ち着いた印象だ。
そして、夫の沢井敦。
どうも早雪には苦手なタイプだった。初対面なのに馴れ馴れしいし、どこか底が知れない。飄々としていて軽そうに見せているが、何か裏がありそうに見えた。
すまないね、二人とも。早雪もごめんな」
すぐに上がって来た栄太。
ううん。お茶淹香港權證 れるから。あ、でも邪魔なら部屋に戻っていようか?」
いや、いてくれ」
栄太は笑って言いながら、葉月と敦の向かいに座る。
さて、と。突然で驚いたが、来てくれて嬉しいよ」
ごめんなさい。連絡もしないで」
葉月がうつむいて謝ると、栄太は首を振る。