米国 研究 就職事情
以前、米国のある大学の研究員(日本人)から届いたEメールです。
「 米国での研究関連の就職について 」です。
短所による消去法で人選をする日本と違い、米国は長所の競争です。
業績、経歴、永住権や市民権の有無、語学力などが考慮されますが
なかでも専門性や技術が適合するかどうかが一番重要です。
ジグゾーパズルの欠けている部分に
適合する人間を探すのでなかなか見つかるものではなく、
採用する側も、される側も出来るだけ応募数を増やす事が重要です。
また、合否を待つことなく、他の機関に応募しても
何のデメリットもありませんし、極めてドライです。
博士号と取得後年数は、給料を決めるには重要な条件ですが、
私の場合、年数が長くて給料が高くなることが
採用に不利に働いたこともあり、なんとも言えません。
この国では”何が欠けているか”より”自分には何ができるか”が重要で、
自分の売り込み方をポジティブな方向でされると有利に働くと思います。