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今後の政策運営についてカルバリツ副総裁は、「 金融当局は引き続き細心の注意を持って

全ての事象を検証したい。 また当局の経済見通しを再調査し、その時期とその (利下げ) 幅を

討議。来るべき時点で慎重な決断を下したい  と、今年後半にかけて段階的な利下げ

実施を表明している。

昨日のハンガリー債券市場は、5月の賃金上昇が予想外に低下していたことで安心感。 

ただ近い将来インフレ安定が予測され、金利低下に結びつくことからフォリントが対ユーロで

軟調推移となったことがこれを相殺。 ハンガリー国債利回りは短・長期債とも前日比ほとんど

変わらずで引けている。

またハンガリー政府は今後 2年間において総額 4,000億円にのぼる円建て外債の発行を

計画中と発表している。 その内訳は 2,000億円がサムライ・ボンド、残る 2,000億円が

売り出し債による発行となるとのこと。

ハンガリーは昨年 3月にも 250億円  クーポン: 1.67 % 7年サムライ・ボンドを発行

しており、当時の発行コストは 7 Yen Swap + 10 bp であったが、この銘柄の追加発行も

あるようだ。

米 ド ル/対 円:   121.95円 - 0.15    02年国債:  6.75 % - 1.0 bp

フォリント/対 円:     0.684円 - 0.001    10年国債:  6.55 % - 0.3 bp

米ドル/フォリント: HUF 178.20 - 0.050   原油価格:   $ 75.05 + 1.03ドル

ユーロ/フォリント: HUF 245.90 - 0.050    金価格:  $673.70 + 7.80ドル