先行きの利下げ観測期待が強く、その成り行きが注目されていた

ハンガリー 消費者物価指数 (CPI)

   6月 C. P. I.    + 0.4 % (MM) / + 8.6 % (YY) ( 5 + 0.8 % / + 8.5 % )

  6月 CPI (Core)  + 0.4 % (MM) / + 5.9 % (YY) ( 5 + 0.2 % / + 5.8 % )

前月比マイナスとなったのは衣料品価格 ( - 0.1 % ) と耐久財価格 ( - 0.1 % ) で、食品価格を

筆頭にその他 5品目は全て上昇。 年率ベースでの市場予測は + 8.4 % より高く、また

5月の数値を + 0.1 % 上回ってしまい、インフレ低下を見越して実施された6 23日の

25 bp 政策金利引き下げ ( 8.0 % 7.75 % ) 理由が若干色あせた形となってしまった。

特に昨年財政赤字早期削減のために実施された、電気・ガス料金引き上げの後遺症が未だ

拭い切れておらず、年率ベースで + 32.1 % ( 5 + 31.6 % ) となお高い水準に留まっている

ことが足かせとなっているようだ。  さらに同国平均賃金がここに来て大きく上昇してきている

こともあり、インフレへの影響も取りざたされている。

( 2007 平均賃金 年率 4 + 8.4 % 3 + 8.4 % 2 + 5.7 % 1 + 7.1 %)

ハンガリー中銀は CPI 同様、賃金動向を注意していると述べている。 なお 5月の平均賃金

上昇率は 7 18日に公表されるが、市場予測は + 8.1 % と前月比若干低下する見通し。

6 CPI + 8.6 % と高止まりを示したことで各社エコノミストは 7 23日に開催される

ハンガリー国立銀行 政策決定会合で、政策金利は据え置かれるとの観測を示している

ところが多く、夏休みシーズンを迎えることもあり、次の政策金利引き下げは9月以降になると

している。

同様にオブラス・ハンガリー中銀理事は、「 6月の CPI 上昇には少なからずショックであり、

良いニュースではない。 ただこの数値が今後予測されている金利引き下げに影響を及ぼすとは

考えていない」と、今後も利下げ方向を崩していないとする楽観的な意見を述べている。



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