ポーランドと同様ハンガリーも 3月の賃金上昇率が発表になったが、

 

    

前年比

前年比

3

    

+ 8.4 %

2

+ 5.3 %

   

逆にハンガリーは市場予測であった年率 + 6.0 % を大きく上回り、年率 + 8.4 % となった。 

その内訳は民間企業部門の賃金上昇が年率で + 10.2 %、公務員部門が + 5.0 % となっている。

同国のインフレがほぼピークを打ったと観測されていることから、先月のハンガリー国立銀行

政策決定会合以降、5月の理事会において利下げ期待感が芽生えつつあった。 しかしながら

3月の賃金上昇率が大きく伸びていたことで今月は据え置き、早くても 6月以降にずれ込むとの

見通しが増えたことで短期金利を中心に売りがかさみ、2年国債は 2.0 bp 金利が上昇している。

欧州金融市場では、欧州内一般ファンドがポーランド・ズロチとハンガリー・フォリントおよび債券を

売却し、その一部資金をブラジル・レアルに乗り換えたとの噂が流れていたようだ。

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