昨日ハンガリー政府は 2007年度予算案を正式に発表した。 同草案によると今年の
財政赤字 対 GDP比で + 10.1 % であったが2007年度は増税と歳出削減により
+ 6.8 % (欧州連合財政赤字計算方式での数値) となる見込み。
金融市場は「過去 6年間 歳出過多の予算が続き同国の評価を下げる要因となって
いたものの、2007年度の予算でようやく歯止めがかかり、痛みの伴った数値となった」と
まずまずの評価を与えている。
今後ジュルチャーニ政権は更なる構造改革のため、医療費補助、教育、地方政府
支出削減などに手をつけざるを得ず、野党である青年市民同盟との確執がさらに
増えてくる可能性も残る。
先週日曜日には再び首相辞任デモが起こり警官隊と衝突している。
このような不安材料が残るものの金融市場は安堵感が席巻し、ハンガリー債券市場は
イールド・カーブ全体に約 10 bp前後も買われ、フォリントは対ユーロで今年 5月以来
5ヶ月ぶりの高値 259.70をタッチ。 引けにかけて利食いに押されたものの、かなりの
買いを集めて引けを迎えている。
なおハンガリーも本日「 All Saints Day 」で祝日。 また今週土曜日の
11月 4日に週末連続の市民デモが予定されているが、小規模になる模様。