ハンガリー金融市場、政治的な混乱がピークを迎えつつあり、不安視した動きが市場
全体を覆っている。 統一地方選で大敗した社会党ジュルチャーニ首相は明日 6日、
自身の進退を決める信任投票を実施予定。 社会党と連立政権を組んでいる自由
民主連盟も支持を表明しほぼ新任される見通しではあるが、造反議員が出る可能性も
あり予断を許さない状況。
信認回復に向けてジュルチャーニ首相は、2009年までの増税を撤回する観測もあり、
今後同国の財政赤字削減に影響を与えることも考えられる。
また野党最大であるフィデス青年民主連盟は、首相の信任投票が行われる同 6日に
再び大規模デモを計画。 再度警官隊との衝突などがあれば、当面政治的混乱が
続くと予想され、ハンガリー金融 市場にとって頭痛の種となりそう。
これら政治問題を明日に控え、フォリントはユーロで続落。一時この一週間の安値で
ある 1ユーロ276.95をヒットしたが、自由民主連盟の政府支持の表明と、東欧
通貨が全面的に買われたことで引けにかけて戻していった。 金曜日の動向が気になる
ところではあるが、フォリントは対ユーロで 280が当面の支持ラインになると
為替市場は見ている。
債券市場は連日さえない動き。 ある程度小康状態となったものの、昨日も 3年債
10年債とも 5bp強利回りを上げて引けており、明日の信任投票の結果が出るまで
買い手が止まったままになると予測される。