最近のフォリント安に対して中銀当局がなんら手を打たないことに反し、昨日はスロバキア
中銀が為替市場に介入しユルナを買い支えたことから、ハンガリー・フォリントに連日の
売り。 昨日はトルコ・リラが軟弱ながらも比較的落ち着いた推移となっていたことも、
フォリントを売り浴びせるきっかけとなったようで対ユーロで過去最安値を記録。
1ユーロ 284.55と、ついにユーロ導入通貨変動パリティである 282.36 を 1.5 %
下回ってしまった。
対ユーロでのパリティ ( バンドは+,- 15 %) を下回るのは 2001年 5月以来である。
日中ハンガリー政府は、連日の財政赤字削減策を発表。 今度は総勢 12,500人の
公務員、800人の政府関連機関職員などの削減を思案とした。 ただ6つの労組は
これに反対。 7月 8日にブダペストで大規模スト表明した。
またジュルチャーニ・ハンガリー首相はフランクフルトで演説。 ハンガリーは 2008年に
均衡財政になり、2010年下期にはユーロ導入に伴う条件を整えることが出来ると
述べた。
ところがハンガリー金融市場は全く耳を貸さず。 上記フォリントの下落と共に、債券
価格も急落。
昨日も 12ヶ月物 T.Bill入札が実施されたが、当初 400億フォリントの発行計画に
対し、300億に減額。 応札額も 462億しかなく、落札倍率はわずか 1.15倍。
平均落札利回りも 8.08 % となり、水曜日の市場売買レート 7.85 %から一日で
23 bpもの利回り上昇となった。 先週から 3年債、6ヶ月物 T.Bill入札に続き、
札割れは 3回連続となっている。
来週 7月 6日、5年ハンガリー国債 450億、 10年国債 400億フォリントの入札を
控え、その落札結果にかなりの不安が残りそうだ。
2年ハンガリー国債は前日比 + 18 bp、10年債は +21 bpもの利回り上昇となり、
前日に引き続き 2桁利回り上昇の急落で終えた。