財政赤字、経常赤字がクローズ・アップされ、先週軒並み大きく売り込まれたのが
トルコ、南アフリカそしてハンガリーであったが、週明けになってもハンガリーの売り
圧力は止まらず。
アース・ハンガリー中銀理事が、「現在弱含みのフォリントは、中銀のインフレ・ターゲットに
適合しなくなる恐れがある」と発言。 再利上げを匂わせた後、記者の市場介入の
可能性に対し否定も肯定もしなかったことから、近日中の利上げを連想させた。
一方トルコ中銀は週末にもかかわらず緊急会議で、利上げを実施。政策金利を 225 bp
引き上げ、17.25 % とし、昨日は預金金利入札で資金調達した後、5億ドル相当の
為替介入を実施。 本日も預金金利入札が行われる見通しという。
上記 2つの事例から、ハンガリー当局も現行のフォリント安にたいして何らかの手を
打つのではないかとの市場観測が台頭。 ハンガリー中銀は 6月 19日に突然 1/4
ポイントの利上げを発表。 基準金利を 6.25 %としたが、次の理事会が開催される
7月 24日には再度の利上げを実施してくるのではないかとの憶測と、近日中に
当局による為替市場介入見通しが飛び交った。
これら予測にハンガリー債券市場は再び急落。 短期債利回りは 15bp跳ね上がり、
買い手がほとんど見えず。 10年債も 7bp 上昇。 2週間前と比較すると、
* 03年債: 7.05 % ( 6/12 ) → 8.30 % ( 6/26 )
* 10年債: 6.87 % ( 6/12 ) → 7.84 % ( 6/26 )
長短国債金利とも 100bp 以上利回りが上昇している。