南アフリカ金融市場が大混乱の寄り付きとなった反動で、東欧金融市場もその余波を
受け売り圧力で始まった。 中でもハンガリーは株式市場が売りを先導。 ハンガリー証券
取引所 BUX株式指数は午後から急落を見せ、寄り付きの 19,700から 一時
19,300割れまで値を落とした。
さらに IMFはハンガリーに対して声明を送付。 「今回の財政赤字削減法案は好感
出来るも、更なる赤字削減が必要である。 支出削減と増税により赤字削減措置を
講じたものの、社会保障に全く手がつけられていない。 増税は景気後退をもたらす
可能性があり、より踏み込んだ抜本的な構造改革を必要とする」、と述べたことも
売り材料。
ハンガリー・フォリントは対ユーロで Euro 1 = 278フォリントで取引が始まったものの、
午後には大台の 280を突破。引けは 280まで戻したが、一時 282も超えEMUの
パリティーである Euro / 282.36 に近づく動きとなった。 ハンガリー中銀からは、
「フォリントはポーランド・トルコ・南ア通貨に連れ安となっており、注視している」と、為替
市場介入は述べなかったものの、 その可能性を否定しないようなニュアンスにも
取れたようだ。
木曜日落ち着いていた債券市場も再び急落。 3年債で + 20 bp、10年債で
+ 10 bp利回りが上昇。 ここ 1ヶ月近くで 10年ハンガリー国債は + 100 bp
利回りを押し上げたことになっている。