昨日実施された 3年ハンガリー国債入札、当初発行予定が 700億フォリントで
あったが、このところ続く債券売りで参加者が少なく札割れ現象を起こし、当局は急きょ
減額。 550億フォリントの発行となった。
入札結果は、
銘 柄 名 : 3年 ハンガリー国債 6.50 %、 08-12-2009 (New)
平均落札利回り: 7.93 %
応 札 額 : 648.23 億フォリント
落 札 額 : 549.99 億フォリント (当初発行予定額: 700億フォリント)
落 札 倍 率 : 1.178倍 (当初発行予定額から計算すると 0.92倍)
. と、減額によりかろうじて 1.0倍を上回った。
さらに悪材料としてハンガリー政府は、 IMFから警告のあった社会保障支出削減を
拒否。 増税によってそれに対処する方針であるが、国内経済の沈滞を招き将来の
税収減に結びつくことも嫌気された。
一方ギュルクサニー総理は今後の同国インフレ見通しを発表。 今後 5 ~ 6年間の
同国インフレは 4.0 ~ 5.0 % で推移。 その後 3.0 % に低下するとしたが、この
見通しでは通貨統合基準に到達しないことは明白となっている。
午後に入りアザメクツ・ハンガリー中銀理事が、「今後財政支出削減がなされようとも、
ハンガリー中銀として政策金利の引き上げを続ける」と述べ、フォリント安から来る
インフレ懸念に警鐘を鳴らしている。
為替はやや落ち着き始めたものの、 国債市場は続落。 昨日も短期債中心に売りが
続き、回復の兆しが遠のいている。