上から ↓
ただ金融市場では、本日の政策決定会合で金利が据え置かれたとしても、中銀による
次の一手は金融緩和を読んでいることもあり、楽観的な考えが大半を占め早ければ
今年 5月 もしくは6月に第一回目の利下げ実施を予測。 また今年全体で
1.0 % ~ 1.25 % の金融緩和措置が採られるとする意見が多い。
来るべき利下げを反映していることもあり、ハンガリー債券市場は 3月初旬から金利が
連続低下。 3月 1日に 7.8 % の利回りであった 3年国債は、昨日 7.01 % と
80 bp も買われており、 10年国債も 6.95 % から 6.60 % へと 30 bp 下落。
また最近のフォリントのは対ドル・ユーロとも目覚しい躍進を遂げており、円高となれば
売りが出るものの最近続く円安の影響もあるのか、ずっと買い進まれている。 とくに
自国通貨コルナの異常な強さから、3月 22日にスロバキア中銀が売り介入を実施したが、
同一東欧通貨であるハンガリー・フォリントにも金融市場は注目。
この介入がフォリント高のきっかけを与えたような形跡も伺える。
金曜日のハンガリー金融市場は終日しっかり。 フォリント高の影響もあり、 3年債は 7 bp、
10年国債は 3 bpの利回り低下と、本日の政策決定会合を前に大きく買われて引けている。
米 ド ル/対 円 |
118.80円 |
+ 0.35
|
02年国債 |
7.01 %
|
- 7.0 bp
|
フォリント/対 円 |
0.658円 |
+ 0.03
|
10年国債 |
6.60 %
|
- 3.0 bp
|
フォリント/対米ドル |
HUF 180.60
|
+ 0.150
|
原油価格 |
$ 64.11
|
$ + 0.79
|
フォリント/対ユーロ |
HUF 245.55
|
+ 0.700
|
金 価格 |
$ 695.80
|
$ + 7.50
|