ハンガリー国立銀行は昨日の定例理事会で、誰もが 25 bp の利上げを
予測する中、政策金利である2週間のレポ金利を + 8.0 % に据え置いた。
ジュルチャーニ政権による財政赤字削減対策として、8,9月に付加価値税と
公共料金の引き上げを敢行。 結果 10月のCPIは + 6.3 % に跳ね上がり、
さらに上昇する余地を残しているためほとんどのエコノミストは 25 bp の
利上げを予測していた。
しかしながらヤライ MNB総裁は、「今回の金融政策決定に関しては、意見が
2通りに分かれたが、利上げ主張派が少数となった。 その理由として相次ぐ
利上げにより、ハンガリー経済はおよびマクロの需要は後退し始めており、
反面フォリントは強くなってきた。 これはインフレを低下させる要因として働く。
ただなおインフレ要因が残っているため、警戒は必要である。 今後賃金上昇が
穏やかなものになるのであれば、実質経済は確固たる成長となろう」としながらも、
「短期的には通貨統合基準である + 3.0 %のインフレ達成は難しい」 とした。
またハンガリー中銀は、今後の同国経済見通しを発表、
2007年 2008年 2007年 2008年
* インフレーション: + 6.9 % + 4.1 % (当初 + 7.0 % + 4.2 % )
* G. D. P. : + 2.5 % + 2.4 % (当初 + 2.4 % + 2.5 %)
* 経常赤字 : + 5.5 % + 4.3 % (今年 + 7.1 % - 対 GDP 比)
来年の GDP 予測は + 2.5 % と、政府見通しである + 2.2 % を上回っているが、
2008年の GDPは景気減速観点から + 2.5 % を + 2.4 % へと下方修正している。
昨日のハンガリー金融市場は予想外の金利据え置き措置に驚きを隠せず。 また
中銀の声明では将来の追加利上げを含んだものであったことから債券市場は
やや後退。 短中期債とも + 4.0 bp その利回りを上げたものの、フォリントは
当面の高水準利回りを評価し、対ユーロ・ドルとも強含みで引けている。
米ドル /対 円 : 118.05円 + 0.300 2年債: 7.90 % + 4.0 bp
フォリント/対 円 : 0.589円 + 0.002 10年債: 6.99 % + 4.0 bp
フォリント/対米ドル: 200.60 + 0.350 原油価格: $ 58.80 - 0.17
フォリント/対ユーロ: 257.15 + 0.550 金価格: $622.10 - 0.40