財政赤字削減策が支出削減ではなく、増税を主とするプログラムで決まったことで、将来のインフレ

懸念および景気後退予測が広まりつつある中、ハンガリー金融市場は東欧諸国の中で一番の大幅

下げを演じている。ここ 3日間フォリントに対するニーズがほとんどないような外為市場。 フォリントは

対ユーロで 269.50を記録した後、270越えをテストしたあとストップ・ロスの売り 271.45まで一気に行き

今年の最安値を更新。


また鳥インフルエンザが同国で確認されたことも売り要因となったようだ。同様に債券市場でも、

為替市場の動きと共に連日の 10bp以上の利回り上昇で、下げ止まり感がほとんど見えていない。 

朝一番に発表された同国 5月 CPIは、年率 + 2.8 % (4月 + 2.3 %) と大きく上昇。 2004年 2月以来の

上げを記録した。ただコア・インフレは + 1.0 %と下方に止まっている。 構成品目の中で、季節食品

および燃料価格の上昇が数値を押し上げている。ハンガリー債券市場は終日売り一色。 


2年ハンガリー国債は前日比 + 15 bp、10年国債は + 10 bp、その利回りを上げて引けている。