今年の財政赤字が当初予測である対 GDP + 4.7 %から + 8.0 % 以上(仮に財政抑制策を

とっても) に達する見通しを受け、政府は週末に財政見直し案を発表した。 ところがその格子は

付加価値税、消費税の引き上げや一般的財政項目支出の削減が主となっており、社会福祉、

年金、公務員給与の削減などの構造改革にほとんど手がつけられていなかったため、付け刃で

しかないとの評価となった。  


また消費税の引き上げなどで燃料、ガソリン価格の上昇を招き、景気減速から逆に 今年


3,500億フォリント ( 1,900億円)、来年は 1兆フォリント の歳入不足が早々と懸念されることに

なった。 さらに現行 + 2.3 % CPIは、今年末までに + 5.0 – 6.0 %近辺になるとの

見通しもある。


ハンガリーは EU加盟から 2年を経ているが、ユーロ通貨加盟には 2年前から欧州連合加盟

基準に自国経済を適合させなければならない。 政府はその基準達成を 2008年、ユーロ加盟を 

2010年と見込んでいるが、現財政環境が続くのであれば、2012年以降になる可能性が強い。 

このような悲観的見通しが金融市場を一気に駆け巡り、新興市場の軟弱地合いと平行し債券・

為替とも急落。 フォリントは 1.1 %下落。 ハンガリー国債はここ 2ヶ月の安値を記録し、2

国債で 20 bp以上、 10年国債も 10 bp以上利回りを崩して引けた。