欧州連合加盟条件必達の財政赤字 対 GDP 比 3.0 % にはるかに及ばない財政赤字状態が
おととい発表されてから、ハンガリー国債は売りが先行する展開となっている。 今年の財政
赤字見通しは当初目標であった 対 GDP比 6.1 %を上回る + 8.0 % に達する見通しで、政府は
今後一年間に約 1兆フォリント (約 5,500億円)の歳出削減に迫られており、かつ EU加盟
25カ国のうち最もその財政赤字比率が高い。
このため政府は年金改革でこの局面を乗り切る予定ではあるが、法案が成立したとしても
+ 8.5 %の財政赤字。 否決になった場合は + 10 %にまで達する見通しもあり、早急な
改革が必要となってくる。 これを背景にフォリントは対ユーロに対して 4ヶ月ぶりの安値水準。
一方債券市場では 5年ハンガリー国債 400億フォリント 6.85 %、 10年国債 400億フォリント
6.77 %の入札が実施された。 落札倍率は 5年債 1.33倍 (前月 1.35倍)、10年債 2.07倍
(前月 1.84倍)と長期債は最近の利回り急上昇から前回を上回る利回りとなった。
ただ ECBによる利上げの余波を受け、 3年ハンガリー国債は 7.03 %と、前日比 8 bpもの
利回り上昇でクローズ。