友人M氏(1)
M氏はおもしろい人だった。4つ年上だが、趣味関係の大先輩にあたる。尊敬していた。アタマがよく、視野が広くて、感性も鋭い。話していて楽しかった。お姉さんがいらっしゃるが、M氏が脳出血で倒れて意識が朦朧としていたときにM氏の全財産を勝手に自分たちの名義に書き替えようとしていてM氏の怒りを買った。犯罪だよね。まだ若かったのにM氏には大きな後遺症が残り、病院からそのまま自宅へ帰れる状態ではなく、わたしは保証人を頼まれてM氏はキレイな施設に入った。でも、周りは老人ばかりだ。保証人になるにあたり、わたしはかなりビビッったが、経済的には行き詰った人ではないので引き受けることにした。そのままM氏の緊急連絡先もわたしになった。