11月3日の文化の日って?
文化の日「何のためにあんの?」
とつい思ってしまうこの祝日ですが、ちゃんとした意味と由来・歴史があるんです。
そこで今ひとつピンとこない祝日「文化の日」を取り上げていこうと思います。
意外と知らない事が多いかもしれませんよ^ – ^
文化の日の意味とその由来
昭和23年に公布・施行された祝日法によりますと、「文化の日」とは「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」であると定義されています。
が、なんか抽象的で難しいですよね?「自由と平和を愛し」と「文化をすすめる日」、その二つの文章つなげちゃうの!?みたいな、なんか無理やり感がありますよね~
それもそのはず、実はこの祝日は戦後まもなくGHQの命令によって変更させられたと言われています。
変更させられったって、なら変更する前はなんだんったの?っていう話ですよね。戦前は「明治節」という名前の祝日でした。
明治節とは、近代日本の礎を築き上げた明治天皇の誕生日をお祝いする日でありました。
明治天皇は当時の人々から近代日本の象徴として大変畏敬されていたそうです。そして、第二次世界大戦に負けGHQに占領された日本。
GHQは日本の神道色(天皇を崇拝すること)を排除したかったらしく明治節をなくそうとしました。
しかし、日本政府はなんとか残そうと考え粘りに粘った結果、GHQとの妥協点が日付は変えずに名前と意味を変更するというものでした。
そこから皇室に関する祝日の名前や意味が変更されていったのですね。そして昭和23年(1948年)に文化の日が生まれたんですね、なかなか波乱万丈な経歴をお持ちの祝日でありますな~´д` ;
大正天皇に関する祝日は?
明治天皇、昭和天皇、今上天皇(今の天皇陛下)の誕生日はそれぞれ「文化の日」「みどりの日」「天皇誕生日」という祝日となっていますが、8月31日が誕生日の大正天皇に関する祝日はありません。
どうしてなのでしょうか?
一般的に言われているのは、大正天皇は病弱で政治的にあまり力をお持ちになっていなかったそうで、公務は多くは皇太子(=昭和天皇)が執り行っていたそうです。
あまりちゃんとした理由はわかっていません。もちろん、在位中はちゃんと祝日になっていました。下のサイトの説明が一番納得できました^ ^(参考:大正天皇の誕生日が祝日じゃないのはなぜ?)
文化の日に何があるの?
毎年この日には、日本の文化の発展に貢献した人に授与される「文化勲章授与式」が皇居で行われます。
授与されるのはノーベル賞を受賞した学者の方や歌舞伎や落語家の方が多いとおもいます。確かに、日本の文化に大きな足跡を残されていますよね^ ^文化庁主催の秋の芸術祭やメディア芸術祭も開催されています。
芸術祭ではその名の通り芸術作品が展示されており、メディア芸術祭ではマンガやアニメーションといった現代のアートが展示されており各部門ごとに優秀な作品を選んでいきます。
また、毎年日本各地の美術館や博物館で入場料が無料になるイベントが開催されています。ぜひこの機会に芸術や歴史に触れてみてはいかかがでしょうか^ ^
まとめ
ここまでをまとめておきます^ ^
・文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」である
・文化の日は戦前は明治天皇の誕生日をお祝いする「明治節」であった
・大正天皇に関する祝日はない
・文化勲章授与式や芸術祭などが開催される
以上の4点を押さえていただけていれば文化の日については概ねオッケーだと思います(^ ^)
whiteインフォ発信基地さんより
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昭和天皇誕生日は、みどりの日と名を変える も、昭和の日とすることができたのです。
では、文化の日は、明治の日とすべきではな いでしょうか。
「変える」ではない。
明治の日に「変える」ではなく 「正しい形に戻す」のです。
明治天皇誕生日は、現行法では文化の日とさ れていますが、 「明治の日」というあるべき名に戻す。
魂を取り戻すために、名を取り戻す。 日本の心を、少しずつ取り戻すことが
大事ではないでしょうか??
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